ターン14 伝説!世界最強の片鱗!
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った、なんだって。ちょっと遅れちゃったけど………私も三つ下さいな」
お詫びも込めて十代達の分も買って行こうっと。あんまお金ないけど。
「というわけで清明、翔、それに隼人にユーノ。せっかくだから行ってみようぜ、遊戯さんのデッキを見に」
部屋のど真ん中で仁王立ちになり、胸を張った十代がそんなことを言い出したのは、その日の夜のことだった。というか、『大事な話があるから飯食ったら来てくれ』なんて言うから何事かと思ったら、そんなことか。方法もわかんなけりゃ、明日になれば見れるのにわざわざ夜の学校に忍び込んでまで見る理由もわからない。だから当然返事は………。
「行くに決まってるじゃないの十代!というか、むしろ十代の話が終わったらこっちから誘おうと思ってたのに同じこと考えてんだもんなー」
『ですよねー。まあそんな気はしてたぜ、とりあえず俺も一枚噛むから連れてけよ』
結局満場一致で忍び込むことに決めた。ここまでの間約一分。素早いことはいいことだ。そしてひとたびすることが決まれば、あとはレッド寮特有の行動力がものを言う。こんなことばっかやってるから成績がからっきしなんだろうなあ、なんて思わないでもない今日この頃。
『わかってんならちっとは勉強せい』
「あー聞こえない聞こえなーい!!」
「おい清明、警備員に見つかったらどうすんだよ!お、あの部屋だ。みんな、着いたぞ!」
「む、君たちも来ていたのかい?」
「あれ、三沢!?」
声の方を見ると、なるほど確かに三沢。まあわざわざこんな時間にこの部屋の前にいるんだから、用件は推して知るべし。
「声が大きいぞ、十代!整理券は持っているんだが、今日は気になって眠れそうにないんでな。いっそのこと人が少ない今のうちに見るだけ見てみようかと」
「なるほどな。意外だったな、俺たち以外にも同じことを考えるやつがいたなんて」
「ちなみに私も来てるよ、だってさ」
「っ!?夢想、一体いつからいたの……?」
「たった今ね、だって」
それにしても、ひい、ふう、みい…………ユーノを人数としてカウントしないとしても六人か。忍び込んで何かするにはちょっと人数が多い気もするけど、そんなもん今更気にしてたってしょうがないので突撃。しようとした瞬間、校舎中に絶叫が響いた。
「なんだなんだ!」
「今の声、クロノス先生か?」
『お、始まったか』
「一体どうしたんだな、まさかお化けでも出たのか?」
「隼人君、そんな怖い事言わないでよ!」
「………とりあえず行ってみようか、だってさ」
「そだね」
ということで慌てて駆け付けるとなぜか鍵がかかってるはずのドアが開いていて………ふむ、せっかく持ってきた針金が無駄になった。って、そんなことはどうでもいいんだよ。むしろ重要なの
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