ターン14 伝説!世界最強の片鱗!
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なカードとにらめっこして過ごしていた。この作業、毎回楽しいけど難しいんだよねえ。まあ今回は特に入れ替えなかったけど。なんだったんだあの四時間。
「それで清明、なんで今日は朝からお前も翔も妙にドタバタしてるんだ?ユーノは眠そうだけど」
『十代、俺は眠そうなんじゃない………眠いんだ』
「あーうん、だからごめんってばユーノ。十代は十代で、ちょっとは授業寝ないで聞いてみようよ………昨日チラシまで貰ったじゃん。」
「う。まあ、固い事言うなって!」
「どこが!?ってあれ、翔?」
わいわい言いながら昼食にドローパンを求めて購買に行くと、そこにはレッドとイエロー、それと見覚えのあるブルーの人だかりが。いやあの、廊下のど真ん中で居座られちゃ通れないんだけど。
「三沢、一体どうしたんだ?」
「夢想、おっひさー。何やってんのこれ」
一瞬だけ十代と顔を見合わせ、それぞれ別方向から情報収集にかかる。まあ、ちょっと前の方を見ればわざわざ人に聞くまでもなかったんだけど。翔が、誰かイエロー生とデュエルしていた。
「ちなみに、今デュエルしてるイエロー生の名前は神楽坂。座学に関してはとても優秀な生徒なんだが、いかんせん記憶力がよすぎてな。自分でデッキを組んでみると、どうしても他の誰かが作ったものそっくりになってしまうんだ」
「ちなみに、今使ってるデッキはクロノス先生と同じ【古代の機械】だってさ。本人に言ったら【暗黒の中世】って言いなおされるだろうけど、だって」
「なるほどねえ…………あ、翔が勝った。というか、一体なんでまたこんなところでデュエルしてたのさ」
「整理券だよ、あれの」
そう言って三沢が指差した先には、伝説のデュエルキング武藤遊戯さんがデュエルディスクを構えたポーズの写真がプリントされた一枚のチラシ。ああ、そういうことね。遊戯さんのデッキ展示の整理券か。
「でもおっかしーな、僕が整理券取りに行ったときに翔も一緒についてきたはずなんだけど」
「マジか!なんで俺もその時起こしてくれなかったんだよ〜!」
「………ごめん、これというのも全部サイコ・ショッカーのせいなんだわ」
「へっ?なんだそりゃ?」
いや、実際あの悪夢のせいで朝は毎日精神的に余裕ないし。
「まあいいや。それで翔、結局その整理券は誰の分なんだ?」
「何言ってるんスか。アニキのに決まってるでしょう?ホントは朝の時に二枚もらってくるつもりだったけど、うっかり忘れちゃってて」
「翔ー!ありがとうなー!!」
なんかいい話っぽくまとまったところで、ちょうどチャイムが鳴る。さて、午後の授業に行きますか。
『ん、今日は昼飯は抜きなのか?』
「あ。と、トメさーん!ドローパン三つちょうだいっ!」
「そういえば私も明日香たちに頼まれたんだ
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