SAO編
episode3 薔薇の王との戦い2
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、気をつけろ!!! なんかくるぞ!!!」
キリトがさっきよりも大きな声で怒鳴った。
一拍遅れて、俺もそれを感じた。別にそれは『超感覚』でも何でもない。
床だ。
さっきまでは定期的に動いていた床が、ボスのHPバーが二割を切った瞬間にそれまでより激しく動き出したのだ。何かが来る。キリトが前線のメンバーに呼びかけているが、絶え間ないエフェクトフラッシュと轟音で聞こえていないのか、呼びかけに答えた奴はいない。
と。
「!!!!!!!」
植物の発する奇声が、ボス部屋全体を震わせた。中央では無い、部屋の四隅からの、だ。
「おいっ!」
四隅から地面を突き破って現れたのは、ボスよりも若干小さい、だがボスと同じ形状をした、ちょうど人間大の植物型モンスター。名前は「バイオローズスウェル」。外見でボスと異なるのは、頭上にあるのが美しい花ではなく、膨らんだ蕾であるところだ。
その蕾は、花を開く以上に大きく、まるで…そう、まるで。
「っ!みんな、毒液が来るぞ!!!伏せろっ!!!」
まるでスプリンクラーのように、部屋の四隅から一斉に毒液を噴き出し。
中央に向かって扇状に放たれる、霧のように広範囲を覆う攻撃が、耐毒ポーションの効果の切れたアスナ達前衛の面々へと降り注いだ。
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