第二幕その三
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当!?」
「本当だとも。我がフランス人の踊りへの関心はだね」
「それは知っているわ」
たまりかねて言う。それ以上聞きたくなくなった。
「だから後で」
「わかったよ。では今日の贈り物は・・・・・・おや」
ここで彼は辺りをしきりに見回してきた。
「あれっ、何処へ行ったか」
「どうしたの?」
「いや、今日の贈り物にエメラルドのブローチを持って来たのだがね」
彼は言う。
「忘れてきたか」
「エメラルドを」
「ああ、ちょっと済まない」
結局見つからなかったのでマノンに対して言う。
「取りに帰る。では暫し」
マノンの手に接吻して立ち去る。やけに急いだ様子であった。
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