闇夜の結婚騒動!?
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―――人里 甘味処―――
「おお、良く来てくれました閃輝君」
「まあ依頼受けたら来ますよそりゃ。ってか師匠が俺に依頼って珍しいですね」
閃輝は人里に設置していた掲示板に覇狼からの依頼があったのを見て、覇狼が経営する甘味処にやって来ていた。他に客はいないのか、閃輝と覇狼の二人だけだった。嫌、二神だけだった
「それで何の依頼なんです?」
閃輝は出されたお茶を啜りながら覇狼に尋ねてみた、覇狼もお茶を啜りながら口を開いた
「ええ、実はですね」
闇夜君、結婚するらしいんですよ
「え・・・?」
その言葉は、閃輝に嘗てない程の驚きを齎す言葉だった。閃輝の顔は引き攣り、汗がだらだらと流れて口を大きく開けて硬直してしまった
「け、結婚・・・?闇兄が?・・・」
「ええ・・・依頼というのはその結婚式の準備作業なんですが・・・閃輝君?あ、あの大丈夫ですか?」
覇狼はまるで金縛りにあっているかのように硬直している閃輝に声を掛けるが、閃輝は停止したまま動かない
「ぇぇ」
「?」
「ええぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????」
その日人里から凄まじい驚きの声が上り、幻想郷中に広がった。これが後々『神の咆哮』と言われるようになった
「お、落ち着きましたか?閃輝君」
「は、はいなんとか・・・」
何とか冷静さを取り戻した閃輝は、お茶を飲みながら落ち着こうと必死になっている。それを見て覇狼は苦笑いを浮かべる
「にしても闇兄が結婚ねぇ・・・俺の結婚の時も相当騒がしかったので、闇兄の場合相手が相手だからなぁ・・・っていうか相手誰なんです?紫さん?幽々子さん?それとも幽香さん?」
闇夜に好意を抱いている3人を上げる閃輝、考えてみれば幻想郷のパワーバランスを担っている3人だ。闇夜は、良く考えなくてもとんでも妖怪達に愛されてしまっている
「私も詳しく聞いていないんですが、紫さんだと聞いていますよ」
「へぇ、紫さんが射止めたんだ。闇兄の心」
闇夜の心を射止めたのは『妖怪の賢者 八雲 紫』のようだ
「でも良く他の二人を振り切ったな。他にも魔理沙姉も狙ってたのに」
「魔理沙ちゃんもなんだか第二夫人として迎えてもらうようにしてたらしいですけど、駄目だったようです。まあ魔理沙ちゃんを含めた3人は略奪愛っという物を企んでいるらしいですよ?」
「・・・。女って恐ぇ・・・」
「奥さんが3人もいる貴方が言えるセリフですかそれ?」
でも閃輝は異常に気になった、どうやって闇夜を落としたのか非常に気になった。自身の姉も含めてかなりガードの固い兄をどう
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