第七話
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第七話
「う・・・・うん?」
「あ・・・気がついた?」
ディアは目を覚ますとカノンノがディアの顔を覗きこむように顔を近づけているのに気付く。
「カノンノ、ディアが目を覚ますまでずっと側に居てくれたんだよ」
「そうなの?ありがとうカノンノ」
「う・うん///」
ディアはカノンノにお礼を言うと、ヴェントが居ないのに気付き辺りを見回す。
「ヴェント~どこ~」
「ここだ」
ディアは自分の後ろの岩に寄りかかっているヴェントを発見すると、嬉しそうに側に駆け寄る。
「・・・俺の負けだ、本当に負けるとは思わなかった」
「それじゃ僕の好きにしていいんだよね♪」
ヴェントは頷くと、ディアは嬉しそうに微笑むと言う。
「それじゃ、僕と友達になろ、他の皆とも友達になってね、もう皆から逃げちゃ駄目だよ」
「・・・わかった(本当にそっくりだ、俺はいままで逃げてたのか・・・全てから)」
ディアはヴェントと同じくらいの高さまでしゃがむと、手をさしのべヴェントは不思議そうにディアの手を見る。
「まずは友達の握手からだよ」
「そうか、よろしくな」
二人は握手を済ませると、アンジュに報告をするため、バンエルティア号に向かう。
バンエルティア号に到着したディアたちはアンジュに報告を済ませると、ディアはスタンなどのメンバーにもみくちゃにされていた。
「いや~凄いよディア!」
「頑張ったな!!」
「痛い!痛い!髪の毛くしゃくしゃにしないで!」
さんざんいじられたディアは開放されると、ヴェントとカノンノを連れて食堂に向かう。
「はぁ~~」
「大丈夫ディア?」
カノンノは心配しながらディアに話しかけるがディアは首を横にふる。
食堂に着いたディアはぐったりと椅子に座ると、カノンノもディアの隣に座り、ロックスが心配そうにディアを見る。
「大丈夫ですか?ディア様、何を食べますか?」
「カノンノと同じのがいい」
「それじゃ、私はシチューがいい」
ロックスは頷くと、キッチンに向かいディアたちはヴェントが居ないのに気付く。
しばらく探していると、チェスターが食堂に入ってきたので隣の椅子に座らせる。
「ねえねえチェスター、ヴェント知らない?」
「いや、見てないが」
「悪い、いままでキッチンで料理してたわ、ついでに俺の料理食えよ」
ヴェントはディアたちのテーブルに野菜が丸ごと、麺は黒くにょろにょろ動いた物体を置き三人は沈黙する。
「・・・・・何これ?」
「焼きそば」
ディアたちは再度焼きそば?を見ると、ロックスがディアとカノンノの料理を運んできた。
「・・・僕たちロックスが作った料理があるから、こっち食べるよまた今度貰うね、行こうカノンノ」
「っちょ
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