コードギアスR1
0137話
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人捜しを頼みたいんだが構わないか?」
「人捜し?」
「ああ。かなり危険な相手がこのトウキョウ租界に潜りこんでいるらしい」
「ほう」
「構わないか?」
「ふむ……ギルフォード、アクセルを情報部へ案内して手を貸すように指示して来い」
「イエス・ユア・ハイネス」
「と言う事だ。その危険人物とやらはアクセルに任せる。私も暫くは軍の再編で動きが取れないからな。その間、お前を遊ばせておくのは勿体ない」
ナリタ連山での戦いで紅蓮弐式の引き起こした土砂崩れにより、かなりの数のKMFが破壊され、そのパイロットも死亡した。その為にブリタニア軍はかなり大きな被害を受けており、その再編の為にコーネリアやダールトン、ギルフォードは文字通り寝る間も惜しんで活動しているのだ。そしてその作業は軍事機密も関わっている為に外様の傭兵である俺が手伝える筈もない。
「了解。じゃあ早速行こうか」
「ああ」
その場でコーネリアとダールトンと別れ、ギルフォードと共に情報部へと向かう。
情報部はその性質上、ブリタニア政庁の奥まった所にその本拠を構えていた。
「まずは私が事情を説明してくる。一応ここには機密情報も多いのでアクセルはここで待っていてくれ」
ギルフォードがそう言って中に入って行ってから5分程。1人の男を連れて部屋を出てくる。見た目40代くらいの痩せぎすの男だ。神経質そうな顔をしている。
「アクセル、彼はキノー・クライスだ。君の人捜しを手伝ってくれる事になった」
「キノーです。よろしく」
短く自己紹介し、ぺこりと頭を下げてくる。
「俺はアクセル・アルマーだ。今回はよろしく頼む」
「ではアクセル、私はこれで失礼する。姫様の手伝いで色々と忙しくてね」
「ああ、助かった。言ってもしょうがないと思うが、無理をするなよ」
「姫様が一段落するまでそれは無理だな」
苦笑しながらギルフォードが去り、この場には俺とキノーの2人だけが残された。
「それでは早速ですが探している人物の特徴等を聞きたいのでこちらへ来て下さい」
そう言って近くにある部屋へと入っていく。部屋の中はこれといって特徴のない普通の会議室といった具合だ。キノーと共に近くの椅子に座り、説明を開始する。キノーはノートPCを用意してこちらの話を聞く準備は万端だ。
「探している人の名前はマオ。フルネームに関しては知らない。特徴としては銀髪で四六時中ヘッドホンを付けている。また、バイザーのようなものをつけている事もある。そして痩せぎすで……」
と、俺が思いつく限りのマオの特徴を話していく。30分程した頃、ノートPCのモニタにはマオそっくりのモンタージュ写真が出来上がっていた。
「これでいいですか?」
「ああ。そっくりだ。……それと、こ
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