十六話〜尋問という名の出来レース〜
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だ。その所為でクラスの空気が絶対零度に一瞬だけだがなった)
(そうなのか。まあこれは特にどうこうしなくても元通りになるんだろ?)
喧嘩の仲直りの違いで物語に影響したらどうしようもねえよ。
(まあ、これについては神白、津神、縁がやってきても何も影響はしなかったからそうだとも言えるんだが……)
(……そこで何かあったのか?)
(予想通りにその三人が高町なのはに向かって、いつも通りわけの分からない言葉を言ったが、そのあまりのしつこさに「話しかけんな、なの」ってボソリと言ったんだ。無表情で)
(………恐いな)
(だろう? だから誰も話かけることが出来ずに喧嘩を起こしたバニングスがいなくなったにも拘らず、気まずい雰囲気がまだ漂っているんだ。どうにかしてくれ、邦介)
(無理。俺って高町と間接的にしか面識無いから高町にとって俺は左腕にしか手袋を着けていない変な人でしかないからな)
(自覚してるなら右手にも手袋着ければいいじゃねえか。……まあ、このことは後でどうにかしてみよう。何故かクラスの視線が痛い。それより、邦介の特典ってなんなんだ? そもそもお前の力が俺の知っているアニメには無いんだが)
唐突に聞いてくるな。まあ別にばらして減るものじゃないからいいけど。
(まあそりゃ当然だな。俺が願った特典は、リンカーコアを俺に内蔵する。俺の戦い方に適応できるデバイス。能力の限界値の底上げ。この三つだから俺の魔法は異世界で自然と手に入れたものなんだ)
(……それは本当か?)
(おお、まじだまじ。特典を教えろとしか言われてねえからそれしか教えねえ。後は自分で考えてくれ。……それで、蒼也の能力はなんなんだ?)
(俺のは…………超能力だな)
(超能力っていうとサイコキネシスとかそんなもんか。それ使えるのか?)
(ああ。超能力と言っても脳の使われていない部分を使って、超人じみた力を使うことを言うからかなり汎用性はあるな)
(……ああ! もしかしてPSYRENか?)
PSYREN(サイレン)は好きな漫画で何度も読んだからよく覚えている。
確かにあれなら汎用性としては良いな。魔力は使っていないだろうから、魔力探知には引っかからないし、特典も上手く纏めれば一つのお願いで回復、遠距離攻撃、身体能力強化の特典を貰う事も可能だ。
(知っているのか!? ……意外だ。あの漫画を知っている奴は結構少ないと思っていたんだが。面白いのにな)
(ああ。それより蒼也。お前は特典一つでライズ、バースト、トランスを使えるようにお願いしたのか?)
(勿論そうだ。転生してから中学卒業頃まで鍛えたら八雲 祭のスペックになるようにお願いしておいたからな)
八雲祭はPSYRENの原作において、苦手な所が整理整頓くらいしかないチートキャラだったのは覚えてい
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