第4章 天狼島編
初代の墓
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「んごっ!?はにふんのもうじ!?」
解読すると、「何するのコージ!?」だろうな・・・。
「お2人には悪いですけど、ちょっと盗み聞きさせてもらいます。」
俺はそう言い、上からルーシィさんとカナさんの聞いた。
「う〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・。」
「なんかわかった?」
「ダメー。何のヒントも無しにお墓を探せって言われても、見当もつかない。」
ルーシィさんはそう言い、ため息をついた。
お2人はまだ墓を見つけていないようですね。
「そこがひっかかるのよね。」
「?」
「(ひっかかる・・・?)」
どういうことだ?
「本当にヒントはないのか?
私は過去4回も試験に参加してるからなんとなく思うんだけど、
今まで理不尽な試験は1回もなかった気がする。
きっとどこかにヒントが隠されていると思うのよ。」
「なるほど、二次試験の内容は『知識』って事ね。」
「(確かにそれはありますね。)」
聞いておいて正解ですね。
「そう考えると言葉自体が謎かけになってるのかもしれない。」
「言葉?」
「たとえば“墓”、私達はそれを“場所”だと決めつけているけど、
“人生の終焉”なんて解釈もできるでしょ?」
「うわっ!!暗っ!!」
ルーシィさんの言葉にカナさんがそう言う。
「(でも、考えてみればそうですね・・・“墓”の解釈は他にも
“遺体を葬り、故人を弔う場所”“墳墓”、
“墳塋”などがありますしね。)」
「もっとルーシィらしい連想があるだろーが?『人は死んだら星になる』とかさ。」
カナさんはそう言い、近くにいたコブラを踏んでそう言った。
「・・・・・・それだ。」
「(え?)」
ま、まさか・・・ルーシィさん・・・。
「そっか!!!あたし!!お墓の場所わかっちゃったかも!!!!」
「何!!?」
「(マジですか!!)」
「ついて来て!!」
「おお!!さすが!!」
ルーシィさんとカナさんは急いでその初代の墓があるという場所へ行った。
「(まずいな・・・2人が先に・・・ん?)」
誰かがお2人の話を聞いていた人がいた。
「さすがルーシィ。」
「こいつはラッキーだぜ。」
ロキさんとグレイさんであった。
「俺的にはこの二次試験、ためされるのは・・・・・・『知識と貪欲さ』だと思う。
つー訳で、跡をつけるぞ。」
「OK!」
グレイさんとロキさんはルーシィさんとカナさんの後を追ったのだった。
「(あの2人はまったく・・・しかし・・・
『人は死んだら星になる』で、何を・・・ん?)」
待てよ・・・『人生の終焉』・・・
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