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魔法少女リリカルなのは・限界状況に挑む少女達(難易度大幅UP)
戦う理由
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でも奪えるだろう。素直にジュエルシードを渡せば良し、さもなくば戦う事も……
最も、相手が素直に渡すとは思えないけど。案の定、目の前子は目を伏せ答えた。
「いいよ」
「そう、残念だ……へ?今、何て?」
「だから、このジュエルシードはあげるよ。欲しいんでしょ」
「え、あ……うん」
何だか、凄く意外だ。こんなにあっさりジュエルシードを渡す何て。隣でアルフがあんぐり口を開けている。
「ただ、条件付きだけどね」
その言葉に緊張を取り戻す。流石に、ただで渡す何て旨い話があるわけがない。
「条件次第では……」
といっても、何も聞かずに切り捨てるには惜しい話だ。聴くだけ聞いてみよう。
「この海鳴市に散らばった残り13個のジュエルシードの回収、それを手伝って欲しいんだ。最終的にフェイトちゃんにジュエルシードを11個渡すから」
それは……正直、渡りに船だ。この子と共闘した方が効率が良いのは確かだし、何よりここの地理にはからっきしだ。色々、私達に有利な条件だ。しかし、分からない。話からすると、この子は既にジュエルシードを7個持っている。私と共闘する間でもなく、1人で問題無いだろう。
その事を訊いてみると、彼女は無表情に答えてくれなかった。
「明日の朝刊を見て。多分解るから」
それだけ告げると、彼女――なのははジュエルシードを残し、空に消えていった。
――――――――結局その日は、傷の手当てを兼ねてマンションに戻った。
「ねえ、アルフ。あの、なのはっていう子、何が目的何だろ?」
「う〜ん。悪い子じゃ無いと思うんだけどね」
耳をヒクヒク動かしながら、手掴みでドッグフードを頬張る。一見豪快なようで、一切食い溢しを出してないのが不思議だ。
「とりあえず、明日の朝刊を見れば何か解るんじゃないのかい?」
朝刊か……生憎だが、ここは新聞を取っていない。明日、コンビニで見てみる事にする。
「そんな事より、少しは食事をとっておくれよ。最近、まともに食べて無いじゃないか」
「ごめんアルフ。でも大丈夫だから。私は大丈夫だから……」
嘘だ。本当はお腹が空いて堪らない。でも、いっこうに食欲が湧かない。どうしても拭いされないのだ。喉に迫った刃の冷たさが……
翌朝、眠れない夜を過ごした私は近くのコンビニに立ち寄った。あの子が言っていた事が気になったからだ。読めば、あの子の真意が解るかもしれないという期待を込めて。
新聞は、コンビニに入って直ぐの所に積み上げられていた。幾つもある新聞の中から無造作に一部掴み取る。
「えっと、まずは……」
活字印刷の媒体を読むのは久しぶりなので、とりあえず大見出しを見る。
「…………え?」
一瞬、そこに書いてある事が理解できなかった。改めて読む。漸く、書いてある内容が理解できた。そして、解ってしまった。あの子があれ
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