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魔法少女リリカルなのは・限界状況に挑む少女達(難易度大幅UP)
戦う理由
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iral ”
文字通り、螺旋の様にネジくれた刃の魔力がギロチンを切り裂き、その魔力をも糧としジュエルシードを覆う障壁を貫き本体を穿った。
「ジュエルシード、シリアルナンバー8封印」
淡々と告げた。そこに達成感からの喜びは感じられない。ただ
「ありがとう、レイジングハート。……もうひと頑張り出来る?」
自身のデバイスに話かける時だけ、優しく笑いかけた。
“No problem ”
心外だと、少し非難するように声をあげるレイジングハート。
「ごめんごめん……それじゃあ、行こうか」
side フェイト
「あ、あなたは……?」
私の目の前いるのは、私と同じくらいの女の子。栗色の髪を持つ可愛らしい女の子。だからこそ、光を失ったその瞳が怖い。
「あんたは……」
「アルフ、知っているの?」
「ああ。ここに来る前、話しただろ。あの子だよ」
ああ、私と同じくらいの魔力を持っていると言っていた子か。確かに、凄まじい魔力を感じる。
「……」
しかし、さっきから女の子は一言も喋らない。じっと、私達を――いや、私を見つめている。
――息が、詰まりそうだ――
ただならない雰囲気を悟ったのか、お喋りなアルフが何も言わない。
(き、気まずい……)
こういうとき、何を言うべきなのだろうか?
「助けてくれてありがとう」「貴女は誰?」「そのジュエルシードを寄越せ!」……多分一番最後のは検討する間でも無いだろう。けど、私は
「あなたは、誰?」
「ひゃい!?」
考え事をしている途中で、いきなり白い服の女の子が話しかけてきた。
(びっくりした……)
はからずも、変な声が出てしまった。
「ねえ」
「あっ。ご、ごめんなさい。何の話だっけ」
「名前」
「へ?」
「名前を教えて」
女の子は表情を変えずに淡々と喋る。それ故か、何だか逆らい難い雰囲気を醸し出していた。一応助けられた身だし、そのくらいは答えた方が良いだろう。
「ふ、フェイト。フェイト・テスタロッサ。こっちは使い魔のアルフ」
「……」
依然、アルフは押し黙ったままだ。
“Hello ? ”
「そ、そうだったね。こっちはバルディッシュ」
自分が省かれそうになって、バルディッシュが機械音を鳴らした。
それに満足したのか、白い服の女の子は自分達の事も喋ってくれた。
「そう……私の名前は高町なのは。こっちはレイジングハート」
“Nice to meet you ”
高町なのはか……聞いたことの無い名前だ。やはり、管理局の人間ではないだろう。ならば、未だ交渉する余地はあるだろう。
「……そのジュエルシードを渡して貰えないかな」
改めてバルディッシュを構えて、その子に言ってみる。さっきの砲撃を見る限り、この子は明らかに後衛向きだ。近距離戦なら私の方が強い。力ずく
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