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とある科学の対能力者
上条と御坂と黒時峰
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オレは元・魔術師である。
まぁ良くある魔法と同じものだ。
一口に魔術と言っても色々あるんだがそこは置いておく。
何故オレが元になるとかというと魔術は能力者とは力のフォーマットが異なるために、能力開発を受けた人間が魔術を使用すると、たとえ無能力者であっても身体に高負荷がかかり最悪死に至る。その際は魔力を精製した段階から血管破裂・神経回路損傷等の拒絶反応が起こる。
昔に能力開発をしてしまったのでこの現象が起きてしまい体にガタがきている。
過度な運動をすれば最悪死ぬ状態にまでなってしまったのだ。
これが発覚したのがスズと出会ってから一年後のこと。
これによりオレは一年前から“そういう”活動をしていない。
と言ってもその他に一年前に“事故”に巻き込まれたせいもあるのだが
蓮財は喜んでいた。人の不幸を喜ぶとは失敬な。
そんなこともあり収入源を失ったオレは大人しくバイトをしていた。
なんてこともなくただただニート生活をしていた。
金なら現役の時に貯めた金があるからな。

「おーい!黒時峰!」

「あァ?なんだ上条か」

「ひでーな、おい」

「で、何のようだ」

「そうだった!助けてくれまたビリビリが!」

「誰がビリビリよ!」

上条に遅れビリビリ短髪中学生がやって来る。
御坂美琴《みさかみこと》。常盤台中学の少女。能力名の超電磁砲(レールガン)」は通り名でもあり、常盤台の超電磁砲と呼称されるまた常盤台のエースと呼ばれることもある。
そしてこいつもスズと同じく超能力者(レベル5)の第三位だ。

「よぉ久しぶりだなレールガン」

「あんたもいたのね」

「わりぃかよ」

「わ、悪くはないわよ」

「で、だ。上条何でお前追いかけられてんの?」

「いや、ビリビリがよ、いきなり襲い掛かってきたからこう右手で」

「なるのどなァそれでレールガンが上条をぶちのめそうと迫ってるわけね、把握把握」

「把握したならどきなさい、そいつ殺せない」

「んだよ、その「どいてお兄ちゃん!そいつ殺せない!!」みたいなこと言いやがって」

「「……」」

「おい、オレが悪かったから引くな」

「く、黒時峰がお、おおおお兄ちゃん……ぷ!!」

「…………」

「上条殺すぞ、レールガン声を殺して笑うな畜生」

オレは二人を睨みながら近くにあった自販機に小銭を入れた。
吸われた。

「……。」

「あぁ、この自販機良く吸うのよね。こうするのよ」

言うが早いかレールガンは綺麗な足運びで自販機を蹴った。
するとガコンと缶ジュースが現れた。
『オクラジュース』
くそ不味いネバネバのジュースにしてスズの大好物だ。
ため息をつきながらそれを回収しポケットに入れておく

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