第二章 A's編
第四十七話 『管理局本局とリーゼ姉妹』
[5/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に教えているだけですよ? 私みたいに馬鹿な事を起こさないように。いうなれば反面教師みたいなものです」
「それでもシホのおかげでこの子らは強くなっていっているのは事実でしょ? もっと自信をもったほうがいいぞ?」
「まぁ…そうですけど。それ以前に私は管理局に入るかどうかもまだ全然考えていないですから。
本音を言えば私がもし入ったら独断専行、強行突破はまずしてしまいそうですし…私の持つスキルにしても個人戦向けですから指揮官はまずないでしょうし」
「そうかな? シホちゃんってアリサちゃんとドッジボールで競うときはいい具合にみんなに指示していると思うよ?」
「私もシグナムと戦う時はシホの指示で助けられたし…」
なんか、えらく持ち上げられるけど…なんかこの二人、もしかして悪い具合に私に依存して考えることをあまりしていないのかな? フィアにしてもそうだけど。
だとしたら危ういわね。今後はそこも治さないといけないわね。もし私がいない時に変な事態に巻き込まれてもしもの時に決断ができなかったらいけないし。
そこのところをリーゼ姉妹にひっそりと伝えてみたら、
(あぁ、そうかもしれないね…)
(うん。そこも正してあげるのが教師の役目だぞ? やっぱりシホは教導隊向けだ)
と、いう感想をもらってしまった。
むぅ…そんな柄でもないのだけれどな。
そんな事を考えているとロッテさんが「知った顔発見!」といって駆けていき、アリアさんが奥の方の見学許可を貰ってくると言って後を追っていった。
「管理局もなんだか色々だね」
「ほんとだね」
「次元世界を統括するほどなんだから色々あるでしょうね。やっぱり私は合わないかなぁ…組織とかそういうの」
「え〜? シホちゃんなら色々できそうだけどな」
「うん…」
「ま、考えるだけでもしときましょうか。もし問題を起こしても結果で揉み消せるかもしれないし…それにまだ未来の話だしね」
「シホちゃん、ちょっと物騒だよ…。でも、そうだね。それでやっぱりフェイトちゃんはやっぱり執務官が似合いそうだと思うんだ」
「あ、ありがとう…」
「うん、でも私はどうなのかな?」
「どうって…?」
「将来のこと、なんだかあんまりちゃんと考えられてなくて」
「…今は色々忙しいしね」
「そうね。まずは闇の書事件を解決しなくちゃいけないしね(そしてはやてを救わなきゃいけないし…)」
「うん。でも一つだけいい?」
「うん?」
「武装隊がなのはにとっていいかどうかは分からないけど…。
なのはは自分の道を極めるのも、誰かに何かを教えたり導いてあげたりするお仕事もきっとどっちも似合うと思うよ。
そしてシホもだけどシホは私たちの先生なんだから絶対やることはうまくいくと思う。生徒の私が言うんだから間違いない」
「え、っと…」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ