第二章 A's編
第四十七話 『管理局本局とリーゼ姉妹』
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ものだし。
そして私たちはエリアを移動してB−3区画に入っていった。
「ここがB−3。普段武装局員が働いている区画ね」
そこには普通にスーツ姿の局員の人達が色々な所で働いている光景で見た目は会社員のような光景にも映った。
「皆さん普通の制服姿なんですね…」
「普段はデスクワークもあるかんね」
「で、向こうが訓練場」
「今はちょうどトレーニングをしているはずだよ」
訓練施設を覗いてみると様々な魔導師が訓練に励んでいた。
こういった光景は魔術師には見られないから新鮮な光景かもしれない。
さすが非殺傷設定ね。
魔術師だったら最悪成り上がる為に蹴落とそうとしてうっかりを装って相手を殺してしまう魔術師もいると執事の仕事中にルヴィアに聞いたことがあるから結構違いはあるものだ。
「わー…すごい。皆さん頑張っていますね」
「こういう実戦形式の戦闘訓練は週に三回か四回。基礎訓練だともっと多いかな?」
「あ、リーゼロッテさんとリーゼアリアさんは…」
「あー! ちょっと待った!」
そこでリーゼアリアさんがフェイトの言葉を遮った。
「長々と呼ぶのはめんどいからリーゼの部分は省略OK。ロッテとアリアでいいよ」
「で、二人で呼ぶときはリーゼ。みんなそう呼ぶから」
「はい。それじゃリーゼさん達は武装局員の教育担当だとか…」
「うん。そうだよ」
「戦技教導隊のアシスタントが最近は一番多い仕事かな?」
「戦技教導隊…?」
「魔導師を教育する教官みたいなものですか?」
「シホ正解。武装局員に特別な戦闘技術を教えて導くチームね」
「武装局員になるのも結構狭き門なんだけど、その中でもさらに上のスキルを教える立場だから…まぁ、トップエリートだね」
「まさにエースの中のエース。エース・オブ・エースの集団」
「はぁ…」
「本局に本隊があって支局に四つ。合計五つの教導隊があるけど全部合わせても百人中くらいなんじゃないかな?」
「そんなに少ないんですか…」
「私たちみたいな非常勤のアシスタント合わせたらもっとだいぶ多いと思うけどね」
「武装局員の数に比べて腕のいい教導官が少なすぎなんだよね〜。だから武装局のガキどもがいまいち強くなんないんだ」
そう愚痴るロッテさん。
と、そこで訓練が終了してしまいあんまり見ることなく終わってしまった。
そして次のエリアに移っている時になのはがふとした質問をリーゼさん達に言い出した。
「ええっと、クロノくんも武装局員のメニューでトレーニングしたんですか?」
「ノンノン。クロ助の時はあたしとアリアがみっちりくっついてそれぞれの科目で個人授業♪」
「あの子が五歳の時から教えてたけど…あれはなかなか教えがいのある生徒だった」
二人はしみじみとそう語る。
「こんな
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