コードギアスR1
0136話
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めたのが運の尽きだ! ソニック・ブレイカー!」
ガーリオンの両肩からT・ドットアレイによるエネルギーフィールドを展開。そのまま動きを止めた紅蓮弐式へと突っ込む。
そのままなら紅蓮弐式はガーリオンに吹き飛ばされていただろう。だが信じられない事に、カレンはソニック・ブレイカーの突撃をその輻射波動を使い受け止めたのだ。しかし当然ガーリオンの質量を受け止めきれる筈もなく輻射波動機構を備える右手から緑色の火花が散る。
「このまま砕かせて貰う!」
ガーリオンのスロットルを全開にして紅蓮弐式を押しつぶそうとしたその時、唐突に地崩れが発生して紅蓮弐式諸共下へと流れていった。
「ちぃっ!」
俺は咄嗟にガーリオンのテスラ・ドライブを全開。地面に激突寸前の所で地を蹴って空へと浮く。
そしてそれが契機となり黒の騎士団は撤退を開始した。膝を突くコーネリアのグロースター。
「何とかなったな」
「ああ。だが……」
コーネリアが何かを喋ろうとしたその時。ようやくランスロットがその姿を現した。土砂崩れを越えるのに時間が掛かったのもあるだろうが、黒の騎士団との戦闘時間自体が数分程度のものだったのだ。
「コーネリア総督、アクセルさん!」
「特派の?」
「ああ。後詰めとしてロイドに出して貰った。ユーフェミアの許可は貰っている」
「……そうか。枢木准尉。お前はゼロを追え」
「しかし!」
「エナジーフィラーが尽きただけだ。それにアクセルもいる。行け!」
「イエス・ユア・ハイネス!」
そのまま黒の騎士団を追うランスロットの後ろ姿を見ながら、コーネリアへと声を掛ける。
「危なかったな」
「ああ。またお前に助けられたな」
「気にするな。キュウシュウでも言ったが、お前が無事ならそれでいいさ」
「……そうか」
何故か顔を赤くしたコーネリアの機体の膝の裏と頭の後ろへと手をやり持ち上げる。いわゆるお姫様抱っ事いう奴だ。その状態のまま、テスラ・ドライブにより空を移動する。
「アクセル、この機体は……」
そうだな。その事を話しておかないといけないか。
「悪いが、今回助けられた事を恩に感じてくれるのならこの機体に関しては詮索しないでもらえると助かる」
「……そうか。分かった。この機体については詮索しない事をコーネリア・リ・ブリタニアの名の下に誓おう」
「悪いな。……いずれ話せる時が来るかもしれないが、それまでは待ってくれ」
空を飛びながらそんな事を話していると、見覚えのある機体が姿を見せた。ギルフォードのグロースターだ。
「殿下! 無事ですか!」
「アクセルのおかげでな」
「その機体、やはりアクセルの?」
「ああ。だが、私の名の下にこの機体に関する詮索は禁止する。それと全軍
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