コードギアスR1
0136話
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
地面を滑るようにしてこちらへと距離を近づけてくる。
マシンキャノンを周囲へとばらまき、回避可能な範囲を狭めそこにバースト・レールガンを撃ち込む。
しかし紅蓮弐式はその悉くを回避しながらこちらの懐に潜りこんでくる。
「はぁっ!」
その紅蓮弐式へと目掛けて、アサルトブレードを下から斬り上げるが、それを右手の輻射波動を展開して受け止める。同時にその輻射波動の効果によりマイクロ波が送り込まれて刀身が膨張していくが、俺はそれに構わずにアサルトブレードを思い切り振り上げた。
5m程度の機体と、20m近い機体。その大きさはおよそ4倍だ。その質量差に抗える筈もなく、紅蓮弐式は空高くへと吹き飛ばされた。だが同時にアサルトブレードも既に使い物にならなくなっている。
原作で知っていたが、厄介極まりない武器だな。素早く、小さく、格闘戦に向く紅蓮弐式。それに対するのは大きく、射撃武器しか残っていない……いや、まだソニック・ブレイカーがあるな。あれは機体で直接攻撃する訳じゃないから輻射波動相手でも対抗可能だろう。それに結局やっている事は体当たりだから機体の質量差がモノを言う。
「アクセル、そちらは任せた。私はゼロを叩く!」
3機の無頼目掛けてスラッシュハーケンのみで戦いを挑むコーネリア。不安は残るが相手はゼロと扇グループの人間だ。KMFの操縦技術は高が知れているし、コーネリアならなんとでも出来る筈だ。
俺の仕事はこの厄介極まりない紅蓮弐式をあちらへと行かせない事か。
「分かった、気をつけろよ」
紅蓮弐式が左手で呂号乙型特斬刀を振りかぶってこちらへと襲いかかってくる。ガーリオンの足へと突き刺そうとしたその攻撃をテスラ・ドライブにより空中に移動する事で回避。バースト・レールガンを連続して撃ち込む。だが、さすが紅蓮弐式と言うべきか、バースト・レールガンの射撃を後退しながらも完全に回避してみせる。
「あの速度は厄介だな」
ガーリオンに比べて小さい事と、あの速度ではこちらの攻撃はなかなか当たらない。そもそもT-LINKシステムの機体制御に特化していると言ってもいい俺だ。ガーリオンやランドリオンでは機体の反応が鈍すぎるのだ。
一端後退した紅蓮弐式だが、再度距離を縮めてくる。その右腕の一撃でケリをつけるつもりなのだろう。
空中を飛んでいるガーリオンの下を抜けてこちらの背後を取り、輻射波動を叩きつけんと右腕を振るう。それを前進する事で回避すると、すかさず呂号乙型特斬刀を投げつけてくるのを空中でバレルロールしながら回避。そのまま紅蓮弐式へと向き直りマシンキャノンを放ちながら突撃する。マシンキャノンは輻射波動により完全に防がれるが、俺の目的は輻射波動を使わせる事でその素早い動きを止める事なので問題は無い!
「動きを止
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ