今は無き称号
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?」
「うっせ、巻き込まれて巻き込まれたんじゃねーよ」
「まぁいいですわ、後でたっぷりとお聞きしますから」
「こんのアマッ!じゃましてんじゃねぇぞ!!」
「五月蝿い殿方ですこと少しお黙りなさいな」
瞬間、黒子は消え男達は意識を飛ばした。
黒子の能力、空間移動によるものである。
「相変わらずえげつねぇな黒子」
「この程度朝飯前ですの」
「尚更えげつねぇよ。スズはどーした?」
「今は違う任務についてますわ。やっぱりわたくしよりリンさんの方が良かったんですの?」
何やらニヤニヤとした顔で少年に問うが少年は少し震えながら答えた
「いやァ、スズだったら今ごろオレもそいつらの仲間いりだからな。あの暴力女にはホント困ってるぜ」
少年が言うスズとは黒子と同年代にして風紀委員である|時咲坂 鈴《とき
さきざか りん》のことでだ。
彼女は学園都市に八人存在する超能力者の第八位である。
鈴という漢字から少年だけはスズと呼んでいる。
少年がいやァ良かった良かったと喜んでいるといきなり少年が吹き飛んだ。
それはもう綺麗な放物線を描きながら
少年が吹き飛んだのとは違う方向には白いパーカーを着た青髪ポニテの少女がいた。
「ス、スズ……」
|時咲坂 鈴《とき
さきざか りん》その人である。
「暴力女で悪かったですね、弓弦」
「何でここに」
「黒子から連絡がありやがりましたので」
「黒子てめぇ!――ぐはっ!?」
黒子に詰め寄ろうとしたが鈴の能力である空気共鳴による圧縮だ。
それにより少年は地面と熱いキスをすることになった。
「すみません、わたくし次の任務がありますのでここいらで失礼します」
黒子はそう言うと空間移動でその姿を消した。
それを確認すると鈴は少年を起こしてダメージによりよろけた少年を支えた。
もっともそのダメージを与えたのも鈴であったが
「戦えねーんですから無理はしねーでください」
「だから巻き込まれたんだよ」
「はぁ…まぁ良いです帰りやがりますよ、弓弦。」
少年、黒時峰 弓弦《くろときみね ゆづり》はあァと頷き歩きだした。
黒時峰 弓弦はかつて対能力者と呼ばれていた少年である。
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