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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic5 復活!武装の魔法使い
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しかし、最近ホ…何だっけ?」
「ホムンクルスです。」
「あ、そうそうそれだ。先生としてはエリカ君が魔法使いとしてホムンクルスと戦っている関係で、成績が落ちないか本気で心配しているのだが…大丈夫なのかね?」

小林の不安そうな問いに、エリカは素早く且つにこやかに答えた。

「あ、その事でしたらご心配なく。私は学校も絵を描くのも大好きですから。それに…」
「それに?」
「初代の竜の魔法使いも、本職は画家だと聞いています。私も、初代に負けないくらいの画力を身につけないと、合わせる顔がありません。」
「…そうかそうか、エリカ君は真面目だな。がんばってくれよ。」
「ありがとうございます。」


エリカは小林に深々と礼をすると、再びデッサンの片づけを再開した。



放課後。
エリカとサラは「たちばな」でドーナッツを買い、二階にあるイートスペースでくつろいでいた。
ちなみに、エリカはオールドファッション・オレンジ味とプレーンシュガーを、サラはプレーンシュガー・黒糖味とハニープレーンを買っている。
二人は今日の授業の事やデッサンの出来を話ながらドーナッツにパクつき、有意義に時を過ごしていたが。
「あら?あれは…。」
「あ、片桐さんですね。片桐さーん!」
「おっ、エリカちゃんにサラちゃんじゃないか!偶然だな。」

そこに片桐がドーナッツをトレーに乗せて二階にやってきたのである。
片桐が買ったのは、チョコチップとオールドファッション・静岡メロン味の二つ。
いずれも店主のしずかが、腕をふるって作りあげたドーナッツである。

「あ、新製品を買ったのですね。」
「ところで片桐さん、どうしてここに?」
「実は、今仕事の帰りでね。それで、前々からここのドーナッツがおいしいと部下から聞いていたから、立ち寄ったのだ。」
「…そうですよね、しずかさんのドーナッツはすごくおいしいから、私達が放課後に寄ると大抵欲しいドーナッツが売り切れで…。」
「Σそんなに売れているのか、ここは!」
「はい、大繁盛です。」

そりゃすごいな、と内心おどろきつつもしずかの腕前に感心し、片桐はサラの横どなりにすわり二人と共に話し合い、そのひと時を過ごしていた。
しばらくして、エリカ達が夕飯を作るために席を立とうとしたその時。

キイィィィィィ…ン。

エリカはホムンクルス接近の警告をキャッチしていた。
が、キャッチしたのはエリカだけではなく片桐もキャッチしていたのである。
当然である、彼もまた魔法使いとして復帰した身なのだから。

(この反応は…パワータイプのホムンクルスでしょうか?)
(間違いない…あいつも一緒だ!今度こそ捕まえて牢屋に放り込んでやる!!)

二人は顔を見合わせ
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