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無限の赤龍帝
魔界へ行こうか
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イクリッド・ギア)を持ってるようですね」

偉そうな男と偉そうな女がこちらを見てくる。二人共金髪碧眼で、黒い羽耳をしている。

「人間風情が何の用だ」

「要件はただ一つ。その子達を俺にくれ」

「何だと…………」

「身の程を…………」

女の方が掌に魔力を集めて行く。ユーリやリタはこっちを見てくる。

「待て」

「アナタ?」

「お前の目的は何だ?」

「レーティングゲームに参加する事だ」

「それだけか?」

「そして、ハーレムを作る事だ!!」

イッセーらしく、堂々と宣言して見たら、女達は呆れて男の方は眩しいものを見た感じになった。

「それに、お前達にとっても良い事だぞ」

「ほう…………」

「俺は神すら滅ぼすことが可能な力を持つと言われる特殊な神器、神滅具(ロンギヌス)を二つ所持している。しかも、そのうちの一つは確実に上位神滅具…………いや、最高位の神滅具(ロンギヌス)を所持している。黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)など関係無い程のな」

『えっへん』

『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)ならそうだろうよ』

可愛らしく胸を張っているオーフィスが幻視出来てしまった。

「馬鹿なっ!!」

「そんな、ありえませんっ!!」

驚愕に染まる二人の男と女。

「有り得ない事は有り得ないのさ。俺が所持している神滅具(ロンギヌス)は赤龍帝の籠手と無限龍の篭手だ。悪魔なら二天竜の一角と最強のドラゴンの名前は知ってるだろ? なんなら、実際やってみるか?」

『Boost』

ドライグの声が聞こえて力が増幅される。しかも、無限を増幅しても無限なのだから本来は意味が無いだろうと思う。でも、そんな事は無い。無限と言っても一度に出せる出力には限界が有るのだ。でも、ドライグが限界値を増幅する事によって火力面では劇的な変化を得る。100しか出せないのが200になるのだから当然だ。ましてや、他者に供給出来る力もあるのだから、この二人の相性はかなり良い。Transferを使ってもオーフィスの扱える100は上級悪魔の全力と同等以上なので相手にすらならないが。

「というか、だ。お前らに選択肢は二つしかねえよ。俺に滅ぼされてその娘を奪われるか、大人しく俺に差し出してナベリウス家を再興するかだ」

掌を上に向けて小さな太陽を作り出す。その光は辺りを照らし出し、暗いこの場所を昼間のように明るくする。そう、悪魔の天敵である光の属性も白夜を司る白夜叉の血も入っている為にこの擬似小型太陽には入っている。

「…………わかった。そちらの要求を飲もう。ただ、娘であるユーリの悪魔の駒(イーヴィル・ピース)は新しく届くまで待ってもらわなければ行けない」

「え?」

「つい
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