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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
無印編
『物語の始まり』
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なんでもいいから思い付いた言葉を!」
二人は封印魔法を掛けようとするが黒い塊は異常を察知し、弱った身体を動かしこの場から逃げ出そうと駆けるが、
「そうは問屋が卸さないってね」
俺は直ぐ様頑丈な鎖を創り黒い塊を拘束し、
「なのは今だ!」
なのはに封印をするように急かす。
「リリカルマジカル 封印すべきは忌まわしき器、ジュエルシード!」
なのはの持つ杖『レイジングハート』から桜色の帯のようなものが複数現れ黒い塊を縛る。
「グルアァァァッ!!」
「リリカル・マジカル ジュエルシード・シリアル XXI 封印!」
桜色の光が黒い塊を包み込みソコから現れたのは、
「コレがジュエルシード?」
番号が刻まれた青い宝石だった。
「お疲れ様」
俺がなのはに声をかけると、
「ふにゃ」
緊張が解けたのかぺたりと地面に座り込むなのは。
「大丈夫か?」
「た 立てないの……」
どうやら初めての戦闘と張り詰めていた緊張の糸が切れた事によって腰が抜けたようだ。
「やれやれ」
先ほどの戦闘によって周りの壁や地面が破壊されたのを嗅ぎ付けたのか、消防車とパトカーのサイレンがこちらに近づいて来る。
俺はなのはに背を向け、
「ほら乗りな」
背中に乗るように言う。
「うん」
俺はなのはを背負い、すぐにこの場を離れる。
「こんな時間だしこのまま送るよ」
そして現場から離れた道でなのはを背負い家へと送る。
「う うん」
若干恥ずかしそうに顔を朱らめるなのは。
「しかし……今更だけどこんな時間に外に出て士郎さんや桃子さんに怒られないか?」
事情があったとはいえ子供が夜に出歩くのは問題があるだろう。
「あぅ〜」
「まぁ 一応俺からも言ってやるから まぁ 心配するな」
「ありがとうなの!」
「気にするな」
それからしばらくし、
なのはの家に着きそろりと扉を開け家に入ろうとする。
「気付かれてない……」
「残念ながらそれはないみたいだな」
俺が指さしたところには……、
「「………」」
いかにも怒ってますよと言わんばかりに怒気を噴出させる二人の修羅がいた。
「……」
「なのは! こんな時間にどこに行ってたんだ!」
「心配したのよ!」
心配しているためか少しキツイ言い方でなのはに詰め寄る二人。
「まぁまぁ」
俺は二人をなだめて上手くごまかしながら説明をする。
「そうか……だがこんな時間に出かけるのは感心しないぞ」
「ごめんなさい」
「次から気をつけようね」
「ところで零君 キミもなんでこんな時間にいるんだい?
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