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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
無印編
『物語の始まり』
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お父さんとお母さんに飼ってもいいか相談するの」
「そうか」
俺がそう言った時。
「零君ちょっといいかしら?」
桃子さんからお呼びがかかる。
「ごめんね 今行きます!」
俺はなのは達に謝ってから桃子さんのところに行き、
「急に呼んで ごめんなさいね」
「はい」
「混んできたからお手伝いをお願いね」
桃子さんの言う通り先ほどまではあまり店内には客の姿が無かったが徐々に混みはじめていた。
「わかりました」
それから俺は手伝い時間が過ぎていく。
「今日はありがとう」
「いえいえ」
「コチラこそ(零様の執事服姿が見えましたし ////)」
「よかったら受け取ってくれる?」
俺は桃子さんからケーキの入った箱を受け取る。
箱の中の色とりどりのケーキはとても美味しそうな見た目と匂いをさせる。
「ありがとうございます」
「ありがたくいただきます」
「またお願いね」
「はい」
できればコスプレは勘弁して欲しいんですけど……。
「それは無理ね」
心読まれた!?
「……では……失礼します」
そして俺達は帰路につく。
それから数時間後。
「千歳 俺コンビニに行ってくるわ」
「わかりました」
俺はコンビニへと向かい雑誌と菓子類を購入し外をぶらぶらと歩いていたその時。
魔力の使い方を知らない普通の人間には感じる事の出来ない、
空間が歪むような違和感を感じ結界が展開された事を察知する。
「結界! ということは!」
突如人避けの結界が張られたので俺は急いでその中心点に向かう、
すると、
「キャー!!」
なにやら黒い塊に襲われているなのはを見つけ、
「火葬聖典!」
すぐさま黒鍵を創り聖典の効果を付与し黒い塊に向かって投擲する。
ー投・擲・衝撃・燃ー
投擲されたソレは鉄甲作用が掛かっているために黒い塊に当たった瞬間に衝撃が発生し高威力を発揮しさらに付与された火葬聖典の効果によって燃え上がる。
「グオォォォッ!!」
炎に焼かれているためにのたうちまわる塊。
「なのは大丈夫か?」
荷物を放り投げ直ぐ様彼女へと近づき安否を確認する。
「ふぇ!? 零お兄ちゃん!?」
零が現れた事に驚くなのは。
「まったく なんなんだアイツは?」
何処のオッコ○主様だよ!?
攻撃しても呪われないよね?
「あ あの!」
「ん? なにか言ったかなのは?」
「うぅん なのはじゃなくてこの子が喋ったの!」
そう言ってなのはは地面にいたフェレットもどきを指差す。
「喋るフェレット?」
つか…
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