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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
無印編
『物語の始まり』
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おはよ〜」

とても良い笑顔で片手には今日俺に着せるであろう服をもった桃子さんがいた。

何故だろう……彼女の背後に獲物を前にした獣の幻影を幻視してしまう。

新手のスタンド!?

「あの〜もしかして今日はソレですか?」

「ウフフ 正解!」

ですよねぇ〜。

「女装はマジで勘弁してください」

俺の男としてのアイデンティティがもうマッハで削れていくから!

「大丈夫よ今日はコレだから」

桃子さんが俺に差し出した服を受け取り、

よく見てみると……それは、

「何故にコレ?」

燕尾服……所謂 執事服です。

わかる方は某悪魔で執事な人の服を想像して下さい。

「いつもはアナタの可愛さを強調してきたけど今日はあえてかっこよさを狙ってみました!」

ダメだこの人 早くどうにかしてくれ……。

「…………」

そんな強い想いを胸に俺が無言で士郎さんを睨むと、

「アハハ……」

ただ苦笑いを返すだけだった。

オンドゥレギッタンデスカーッ!?

裏切り者〜!?

「スマナイ零君……あぁなった桃子には私では勝てないんだ」

売られていく子牛のような眼をした零をただすまなそうに見る事しかできない店主。

「さぁ 早く着替えて!」

しぶしぶながらも俺は着替え、

何時も着けているリボンで髪を縛りポニーテールにする。

「着替えましたよ」

「お客さんが来たら挨拶は『お帰りなさいませお嬢様』よ」

嬉々とした表情で言う桃子さんに、

「かしこまりました」

完璧な返答を返す。

「!!」

何故か固まる桃子さん。

「どうかなされました?」

「なんでもないわ」

ー鈴ー

店の扉が開き鈴が鳴りお客さんが現れる。

しかも都合よく女性のね。

「お帰りなさいませお嬢様」

「キャー! カワイイ!!」

ちくせう……可愛いなんて言われても嬉しくなんかないやい……。

「お持ち帰りしていいですか!?」



お持ち帰りしてどうすんの!?

「残念ながら非売品です」

「え〜 残念」

「ですが最上級のおもてなしをさせていただきますのでどうぞご堪能下さい」

某悪魔で執事な人をイメージしながら接客をする。

「/////」

顔を真っ赤にしながら何故かぼぉ〜とする女性達。


ちなみに今日の売上が記録的な黒字になったのは言うまでもないだろう。


それからしばらくし千歳が手伝いに来たために男性の客が増えたのだが、


「なぁ いいだろ」

ちょっかいを出す男性がいたのだが、

「お客様少し お話ししましょうか……」

少しばかり O・HA・N
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