原作前に小学校に入ろう
美愛には一生関係なさそうな言葉
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第二十七話 美愛には一生関係なさそうな言葉
「そういえば、みんなの誕生日っていつなの?」
僕は屋上でご飯を食べながら、ふと思ったことを聞いてみる。
すると、最初に慎吾が答える。
「俺は一月十日。陽龍と美愛は?」
「ん?僕たちは五月の二十八日。誕生花がアマリリスって花で、花言葉は誇りなんだって。
美愛には一生なさそうな言葉だよね」
「おにぃにいわれたくない」
そして僕たちの次になのはたちもいうのだが、はっきり言うと、「ウィキペを見てください」
「陽龍、何言ってんだ?」
「僕たちには一生理解できないこと、だよ」
僕はそう言うが、慎吾は理解できなかったらしく、頭をひねっていた。
「っていうか、陽龍たちが五月生まれってことは、一番年上は陽龍と美愛ってことになるのね」
「あ、そっか。じゃあみんな、ここにいる人の誕生日になったら、家に集まってお誕生会をしてみない?」
アリサの言葉に次いで、なのはが面白い提案をする。
「なのはナイス!ってことで、皆の衆、この私に最高のプレゼントを用意するのだー!」
「美愛にゃ雑草でいいだろ」
「誰!?今言った人!おにぃ?それとも慎吾!?」
だが誰も答えない。
「うぅ・・・パワハラ?だよぉ・・・」
意味がわからないなら言わないでくださーい♪
「陽龍のはケシカスでいいだろ」
「今のは慎吾だな!?さて、拷も・・・お説教の時間だ!」
「今拷問って言おうとしただろ!?」
気のせいだよ、玩具
「何か嫌な感じがしたんだが・・・」
「気のせい気のせい♪ねー、おにぃ・・・?」
「え、気のせいなんかじゃな__」
「私の薬が飲みたいのカナ?」
「気のせいに決まってんじゃないか。まったく、これだから頭が残念な慎吾は」
「一気に手のひら返しやがった!」
美愛の作る薬は飲みたくないからね。料理と同じくらい。
「なに?美愛って調合とかできるの?」
アリサがどこかおかしなところに食いつく。
すると美愛はアリサの方を向いてドヤ顔をしながら、
「私は調合とか得意なのだー!」
と言ってのけた。
料理ができないくせに。
「? 美愛ちゃん、ちょうごー・・・ってなんなの?」
なのは・・・。
「お前の頭は慎吾以下だったんだな。ヨヨヨ・・・」
「陽龍くんに言われるとイラっとくるの!」
「残念。僕の頭脳は大学生をも超えるぞ」
『えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!?』
・・・そこまでか?
「え、それマジで言ってんのか?」
「殴っていいか、慎吾?」
「いや、冗談はほどほどにしないとあとで痛い目見るわよ?」
「女だからって容赦しないぞ、アリサ?」
「え、でも陽龍くんって・・・」
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