第二章 A's編
第四十六話 『守護騎士との出会いの話』
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伝えないほうがいいと思います。
なんせシホは言い方があれですが質量兵器の塊ですからばれたらレアスキル判定どころでは無くなってしまいます。
だから報告は今まで通り武器庫からの転送魔術として話を通しましょう」
「そうね」
うん。それはもうみんな承知していると思う。
だってシホは新たな人生で幸せを探求しようと頑張っているのにこの内容でシホがまた何らかの組織に目をつけられたらいけないから。
そこでふと私は自分の相棒であるバルディッシュになにも聞こえないように施していなかった事に気づく。
「…バルディッシュ。もしかしてさっきのシホの話した内容。記録しているとか言わないよね?」
《……………》
「ねぇ、なんで答えてくれないのかな?」
それでつい何度もシェイクしてしまった。
「…とりあえず、後で調べてみようか。記録されていたらやばいからもしされていたらそのフォルダだけ消去しなきゃいけないからね」
「そう考えるとレイジングハート、マグナ、アンリミテッド・エアも聞いていた訳だな」
「後で全機点検をお願いね、エイミィ」
「了解です、艦長。あ〜、でも…」
そこでなにやらエイミィがなにか怪しい笑みを浮かべだした。
なんだろう。よくないことが起こりそう。
「この間の銭湯の時にね、美由希ちゃんに聞いたんだけどお風呂の時のシホちゃんはとってもしおらしくなるんだって。
思考が女性寄りになっちゃったけどやっぱり男性のときの名残があるのかな? 恥ずかしいのかもね、シホちゃん」
「それは当然だろう、エイミィ。もう女性とはいえ男性の時の記憶が残っているんだから」
「そういえばなのはやすずかに聞いた話だといつもお風呂は一人で済ませちゃうらしいよ、シホは。
だけどそれを良しとしない美由希さんや桃子さんがシホが入浴中にいつも乱入していっているらしい」
「ちょっと待って。美由希ちゃん達ってシホちゃんの真実を知っているメンバーだよね? なのにお風呂に乱入するって…」
「なのはが美由希さんに聞いたところシホは男女関係なく裸を見られるのが恥ずかしいらしくてそんな姿がなにかの琴線に触れているとか…。
なんでもエイミィの聞いた話と同じでお風呂時に限り数倍しおらしくなるとか言うんです」
「なんとなくその気持ち、分かるかも…」
なにかを想像したのかエイミィの顔が妙ににやけている。
「でも、あれ? すずかってシホの事が好きなんだよね? それってもしかして元男の子だからって事なのかな?」
「多分そうだろうね。話に聞いた誘拐未遂事件で颯爽と助けにやってきたシホちゃんの姿に惚れちゃったんだね、きっと!」
「それはそうと話を戻していいか?」
私とエイミィで色々話を盛り上げていたときにクロノが話を変えてきた。
もう少しこの話題をしたか
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