諦めたくない
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?」
「ないわ。そんなん起きたら正直怖い」
「うん怖い」
ゲツガもリーファもそう言う。
「うわッ!ヒデェー……まあ、いいや。さっきのは何となく覚えてるよ。ユイに言われるまま魔法使ったら、なんか自分がえらく大きくなってさ。剣もなくなるし、仕方ないから手づかみで……」
「ぼりぼり齧ったりもしてましたよ〜」
リーファの肩で、ユイが楽しそうに注釈を加える。
「ああ、そう言えば。モンス気分が味わえてなかなか楽しい体験だったぜ」
にやにや笑うキリトを見て、リーファが恐る恐る聞いた。
「その……味とか、したの?サラマンダーの……?」
「あ、それ俺も気になるな。どんなんだったんだ?」
「うーん、言い表すならちょっと焦げかけの焼き肉の風味と歯ごたえが……」
「わっ、やっぱいい、言わないで!!」
リーファはキリトに向かってぶんぶんと手を振る。その手を掴んで、
「がおう!!」
一言唸ってキリトはリーファの指をぱくりとくわえた。
「ギャーーーーッ!!」
リーファは悲鳴をあげたあと、キリトの頬をばちこーんと大きな音を立てて叩いた。
「馬鹿だな」
「馬鹿ですね」
それを見ていたゲツガとユイはため息を吐いた。
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