暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン VIRUS
諦めたくない
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
?」

「ないわ。そんなん起きたら正直怖い」

「うん怖い」

 ゲツガもリーファもそう言う。

「うわッ!ヒデェー……まあ、いいや。さっきのは何となく覚えてるよ。ユイに言われるまま魔法使ったら、なんか自分がえらく大きくなってさ。剣もなくなるし、仕方ないから手づかみで……」

「ぼりぼり齧ったりもしてましたよ〜」

 リーファの肩で、ユイが楽しそうに注釈を加える。

「ああ、そう言えば。モンス気分が味わえてなかなか楽しい体験だったぜ」

 にやにや笑うキリトを見て、リーファが恐る恐る聞いた。

「その……味とか、したの?サラマンダーの……?」

「あ、それ俺も気になるな。どんなんだったんだ?」

「うーん、言い表すならちょっと焦げかけの焼き肉の風味と歯ごたえが……」

「わっ、やっぱいい、言わないで!!」

 リーファはキリトに向かってぶんぶんと手を振る。その手を掴んで、

「がおう!!」

 一言唸ってキリトはリーファの指をぱくりとくわえた。

「ギャーーーーッ!!」

 リーファは悲鳴をあげたあと、キリトの頬をばちこーんと大きな音を立てて叩いた。

「馬鹿だな」

「馬鹿ですね」

 それを見ていたゲツガとユイはため息を吐いた。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ