諦めたくない
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
狙って、ゲツガは盾を持ったプレイヤーの一人を盾越しから殴りつける。殴られたプレイヤーまるでバットに当たったボールのように吹っ飛んだ。そしてメイジ隊の後ろに落ちてポリゴン片に変わる。それでようやく我に戻ったサラマンダーのリーダらしき男が言った。
「隊列を立てなおせ!弓の奴はたまたまだ!」
そう言うと同時にスプリガン状態のキリトと戦っていた一人がゲツガの少し後ろに落ちてポリゴン片に変わった。どうやらキリトも攻撃を開始し始めたらしい。そして、それを見たリーダーは再び指示を出す。
「馬鹿、体勢を崩すな!そいつは見た目とリーチだけだ、亀になれば攻撃は通らん!」
しかし、その指示は恐怖によって届いていないのかどんどん後退してキリトの餌食になって言った。ゲツガもキリトに負けじと盾のプレイヤーの盾を突き破って頭を掴む。この世界でもまだ武器殺し(ウェポンキラー)は出来るようだ。ゲツガはそのまま地面に頭を叩きつけた後、そのまま地面に頭を押し付けながらメイジ隊のほうに突っ込む。キリトもゲツガよりも早くメイジ隊に近づいて無双を開始する。ゲツガも二人のサラマンダーが消えるとすぐさま跳躍してメイジ隊のところにきた。
「た、退却!退きゃ」
そういい終わる前にキリトが橋の向こう側に跳躍して退却する道を塞いだ。
「さあ、反撃開始だ!」
ゲツガはそう言って、メイジ隊に突っ込む。キリトもゲツガが突っ込むと同時に攻撃を開始する。一人、また一人とゲツガかキリトの攻撃の餌食となる。リーダーの男はさすがにもう駄目だと悟ったらしく、橋から飛び降りた。しかし、リーダーらしき男はしばらく泳いだ後、下から大きな水しぶきが上がるとその中に飲み込まれて消えていった。
ようやくラスト一人になったところでゲツガとキリトが逃げられないように柵のところに追い込んだ。そして、倒そうとした時リーファが叫んだ。
「キリト君、ゲツガ君!!そいつ生かしといて!!」
そう言われたのでその手を戻してリーファのほうを見る。リーファの肩にいるユイはのんきにすごかったですね〜という感想を述べていた。そして、リーファは追い詰められていたサラマンダーに剣を向けて言った。
「さあ、誰の命令とかあれこれ吐いてもらうわよ!!」
リーファはドスの利いた声で言ったせいでショックから立ち直ったようで、顔面を蒼白ながらも首を振った。
「こ、殺すなら殺しやがれ!」
「この……」
「まあまあ落ち着けって、リーファ」
ゲツガはポーションを煽りながら言った。そして、キリトはようやく時間が切れたのか黒い煙にまた包まれた。その後、中央からはおなじみのスプリガンが姿を現した。
「いやー暴れた暴れた」
「お疲れ〜」
キリトは首をコキコキ動かし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ