第11話
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が……」
「うん。私も……前にあの話をした時似てるなー、とは思ってたんだけどね。にはは……」
「そ、そうですか……って言うことはつまり……」
「うん! 私がGWの時に話した男の子って、ハヤ太くんだったんだね!」
「分かって良かったですね! でも、この後って……」
「う、うん……私の……その、初めての……」
「「…………」」
「ん、なんや? 二人して黙りながら顔赤くなって……この後、何かあるんかいな?」
そんな私たちを見て咲夜ちゃんが疑問に思ったのか、聞いていた。
「え!? いや〜……その〜、何て言えばいいのか分からないんだけど……と、とりあえずこの映像はもういいから、消してくれないかな? 伊澄ちゃんお願いできる?」
私は恥かしいんで、伊澄ちゃんにお願いをする事にした。……でも、
「それはできません。この鏡は一度見え始めたら、私にも制御できません」
「そんな……」
伊澄ちゃんの言葉にショックを受けている内に、映像はどんどん進んでいく。
『やめろーーーーーーー!!』
「ハヤテ様が犬から瀬川さんを助けたましたね」
「そうやな」
「だめ〜! これ以上、二人とも見ないで〜〜!! お願い〜!」
私は二人を頑張って説得しようとした。恥かしくて顔から火が出そうだよ〜。
「そこまで必死になって見せたくない事って逆に気になりますね」
「そうやな。すごく気になるな」
必死でお願いしたら、二人とも逆に興味を持ってしまった。ふぇ〜ん、逆効果だったよ〜〜。
そうして、さらに映像が進んで行って――ついに!!。
『でも君強いんだねー、ビックリしちゃった』
『へ? 強い……? 僕が……?』
『そうだ! せっかく助けてもらったし、何かお礼しなきゃ』
『お礼? いいよそんな……、お礼だなんて……』
『ん……』
――小さい私が、小さいハヤ太くんにキスをした。
「ほ〜……見せたくなかった訳がわかったで」
「はい。分かりましたね」
「う〜、二人とも見ないで〜」
『今日のお礼に、大きくなったら泉が君のおヨメさんになってあげるのだー』
『はぁ……』
そうして映像が終わり。咲夜ちゃんが私の肩に手を置いた。
「すまんかった……」
「そんな目で見ないでよ〜、咲夜ちゃん!!」
「けど、これでハヤテさま達の関係がわかりましたね」
「そうやな。……それよりハヤテ」
「はい。なんですか?」
「瀬川さんとは、この映像の後にも会ったりしたんかいな」
私とはハヤ太くんは目を合わせて、
「はい、そのはずです。……詳しくは覚えてませんけど、ぼんやりと覚えています」
「私もだよ」
「ということは二人は『幼馴染』ってことやな!」
何だかまだ実感は無いけれど……ど
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