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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第105話:私たち、結婚します!(3)
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、なのはちゃん、中学のころもしょっちゅう仕事で学校を休んでたし、
 男の子にも興味なさそうだったもの」

すずかさんのあとにアリサさんも続く。

「そうよね。そんななのはに先を越されたら、さすがに悔しいわよ」

小さいころからの友達2人からの言われように、なのはは頬を膨らませる。

「でもね、そんななのはちゃんが婚約者さんとかわいい子供を連れて
 帰ってきてくれてうれしいよ」

「そうね。あたしもうれしいわよ」

「2人とも・・・ありがと」

すずかさんとアリサさんの言葉になのはは涙ぐむ。
なのはのそんな様子につられたのか、すずかさんもアリサさんも瞳を潤ませる。

「ママ・・・いたいの?」

なのはの瞳からこぼれ落ちた涙を見たのか、ヴィヴィオが心配そうに
なのはの袖を引く。

「ヴィヴィオ・・・違うの。うれしいんだよ」

なのはは満面の笑みを浮かべて、ヴィヴィオの頭をそっとなでる。
そんななのはとヴィヴィオの様子をすずかさんとアリサさんが、
優しげに笑みを浮かべて見つめていた。

「ヴィヴィオちゃんはママ思いのいい子だね」

「そうね。なのはは幸せ者だわ」

アリサさんはそう言うと、ヴィヴィオの前にかがむ。

「ヴィヴィオ。なのはのことを大切にしてね」

アリサさんがそう言うと、ヴィヴィオはじっとアリサさんの目を見つめた後、
大きく頷いた。
アリサさんは、そんなヴィヴィオの頭をポンポンと軽くたたくと、
おもむろに立ち上がって、俺の方に顔を向ける。

「さすがに初対面でさっきの挨拶はないわよね。改めてよろしく」

そう言ってアリサさんは俺に向かって右手を差し出した。
俺はアリサさんの手を握ると、アリサさんに向かって笑いかける。

「こちらこそ、よろしく。アリサさん」

「アリサでいいわよ。あたしもゲオルグって呼ぶし」

「了解。アリサ」

俺の返事に満足したように笑みを浮かべたアリサは、
急に真剣な表情になった。

「それはそうと、なのはをちゃんと幸せにしてくれないと許さないわよ」

アリサの言葉につられたのか、すずかさんも俺の方に顔を向ける。

「わたしもそれはお願いしたいな。なのはちゃんはわたし達の
 大事な親友だもん」
 
「それは安心してくれていいよ。なのはのことは絶対に幸せにする。
 約束するよ」

アリサは俺の言葉の真偽を見極めようとするかのように、
力強い眼を俺に向ける。
しばらくして、満足したのかアリサはフッと表情を緩めた。

「信用することにするわ。頼んだわよ」

俺がアリサの言葉に頷くと、アリサも満足げに頷いた。

「ゲオルグくん。そろそろ、ウチに行かないと」

さっきまで涙ぐんでいたなの
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