第二十二話『ガンバレルストライカー』
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」
ゲルズゲーの右肩から先を斬り上げ、高く飛ばされた左腕は爆散し切断された面から弾けた音がし、ゲルズゲーはがくりと体を落とす。
「やった……のか?」
そう言い、一夏が近づこうとした瞬間
「くっ!」
「うわっ!!」
一夏はスウェンに突き飛ばされた。金属が強く削られるような音がし一夏がそちらを向くと、ゲルズゲーのクローに切り裂かれたスウェンが居た。
ゲルズゲーは左腕に持っていたビームライフルを投げ捨て、スウェンと殴り飛ばし。アリーナの壁に背を強く打ち付けたスウェンに向けて、クローに内蔵されたビーム砲を放つ。
「ぐあぁあ!!」
直撃を受けたスウェンは悲痛な声を上げ、ストライクが強制解除されその場に倒れこんだ。
「このおおお!!!!」
スウェンが倒された事に怒り、一夏は最後の一撃をゲルズゲーに与える事に成功した。ゲルズゲーのバイザー部は光を無くし、地面へと堕つ。今度こそ機能を停止した。
/※/
「……」
「目が覚めたか」
スウェンはゆっくりと目を覚ました矢先に、千冬の声が耳に入った。辺りを見渡すとそこは保健室のようだ。
「奴は?」
「織斑が止めを刺した、心配するな」
「そうですか……」
「全く、織斑共々無茶をしてくれる」
「……申し訳ありません」
ベッドに寝ているため頭を下げれないが、スウェンは目を閉じながら言う。千冬はため息を吐きながら
「だが……お前等が無事で何よりだ。それにお前のお陰で一夏は助かった……感謝している」
「俺は……友人を助けただけです。礼を言われるような事など」
「そうか。それと、お前には言わなければならないことがある」
「?」
「お前のIS、ストライクのダメージレベルがDを凌駕してしまった。破損状況も酷く、予備パーツを用いてもどうなるか……」
「つまり……」
「ストライクはもう動かない」
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