原作前に小学校に入ろう
お前の思考回路が理解できない
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第二十六話 お前の思考回路が理解できない
キーンコーンカーンコーン♪
授業終了にしてお昼休み開始のチャイムが鳴り響く。
「ご、は、ん、だぁぁぁぁああああぁぁ!」
「美愛、めっちゃウルサイ」
「えー、だってご飯だよ?テンション上げてかないと!」
お前の思考回路が理解できない。
そんなことを思っていると、斜め前の席のすずかが声をかけてきた。
「ねえ、陽龍くん、美愛ちゃん、慎吾くん、よかったらなのはちゃんとアリサちゃんも含めて、一緒にご飯を食べない?」
そうそう、この学校は小学校なのに給食でなく、学食、またはお弁当持参というおかしな学校なのだ。
そんなこんなでどうするかを考えていると、隣にいる美愛が突然プルプル震え始めた。
い、一体何が起こると言うんだっ!
「賛っっっ成ーーーーー!」
とてつもなくしょうもなかった。
さて、とりあえず美愛を殴ろう。
ゴスっ
「お、おにぃ・・・鬼畜・・・」
「あ、陽龍」
美愛を殴ってすぐになのはたちの方へ行こうとすると、慎吾が話しかけてきた。
「お前、Sだな」
コイツも殴ろう。
ゴスっ
「〜〜〜っ」
「さてすずか、痛みをこらえてるアホ共はほっといて二人を誘おうか」
「え?あ、うん。・・・ほっといていいのかなぁ?」
いーんだよ、すずか。
「そんなわけでなのはとアリサ、一緒にご飯を食べよう」
「何がどうなってそんなわけなのか意味わかんないわよ。でもまあ・・・一緒にってのも悪くないわね」
やーい、ツンデレツンデレー。釘宮病発生してやんの〜。くぎゅーっ!
ゴスっ
「殴るわよ」
「な、殴ってから言いやがった・・・」
そ、そんなんだからどっかの奴らにツンデレ子とか呼ばれるんだぞ!
「もう一回殴られたいの?」
「すいませんでした」
「す、すでに力関係がはっきりしている・・・!で、なのはちゃんはどう?」
「え?あ、うん。できれば私も一緒に食べたいの」
「そっか。じゃあ・・・どこで食べようか?」
あ、あれ?なんかどんどんと話が進んでいく・・・。
「とりあえず屋上で食べようか。広いし、涼しいし」
な、なんとか発言して威厳を確保っ!
「しかし全部口に出していて威厳もなにもない陽龍だった」
な、なんだと・・・?
え、じゃあまさか、今までずっと独り言のようにブツブツ言ってる可愛そうなやつだったの?
「あ、あはは・・・残念だけど陽龍くん、アリサちゃんの言ってること、ほとんど正しいの。ねえ、すずかちゃん?」
「うん・・・。前々から・・・って言っても昨日からなんだけど、言おうとは思ってたんだけどね・・・」
な、なんだってーーー!?
「ほら、今のも口に出
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