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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
候補生のお仕事
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ました。ラウラさんの後ろにはパルティス・アシュレイ少尉が、セシリアさんの後ろにはジェーン・コールフィールド代表候補が立っています。
 ラウラさんは頭を痛そうに右手で押さえながら顔を顰めています。

「基本的にああいう時の特務大尉殿はスルーして下さって構いません」

「は、はあ。そうですか」

 アシュレイ少尉の言葉に私は生返事することしか出来ませんでした。ラウラさんよりも小柄で、同じ眼帯に私よりも濃い真っ赤なツインテールに右目の鋭い眼光。雰囲気は例えれば転入したばっかりのラウラさんと似た雰囲気がありますね。

「先ほどはお話ありがとうございました。また今度機会があればウィンザー様と会ってもらえますか? こんな場ではなくお茶でも飲みながらゆっくりと」

「あ、は、はい! 願ってもいないことです!」

 コールフィールド代表候補が礼儀正しくお辞儀をしてくるので私もそれと同じようにお辞儀を返します。

「そうですか。では。セシリア、行きますよ」

「はい、ジェーン先輩」

「私たちも行くぞ」

「は!」

 4人がエレベーターホールに行くのを見送るために私も後に続いてエレベーターを待ちます。
 エレベーターが着いて、4人が乗り込み扉が閉まる寸前。

「それではカルラさん。今度は学園で」

「また今度な」

 セシリアさんとラウラさんがそう言ってくれました。

「はい。また今度」

 私がそう答えるとセシリアさんは手を振ってくれて、ラウラさんは少し笑みを浮かべてくれました。
 それを見た瞬間にエレベーターの扉は待っていたように閉まって下へと降りていきます。
そして最後に会議室を出てきたのはアリエル・ローラン少佐とジャンヌ・ヴェルヌ代表候補生。ローラン少佐は綺麗な栗毛色のセミロングを右手でいじりながら近づいてきます。顔を伏せているせいなのか雰囲気のせいなのかなんかすごい機嫌悪そうなんですけど……
 ふと、一瞬だけローラン少佐が顔を上げて私の顔を見ました。その目は切れ目の鈍色に光っていて……すいません、私は怖くて目を背けました。
 ローラン少佐はそのまま一度だけ舌打ちをすると私を素通りしてエレベーターに向かいました。

「申し訳ありません」

「え?」

 ローラン少佐の背中を見送っているといつの間に隣に来たのか、ヴェルヌ候補生が立っていました。なんか最近いきなり周囲に人がいることが多いんですけど、周囲への警戒足りませんかね。

「例の一件……って言っても分かりますか? 私たちは口に出さないようにと言われているので」

「え、えーと……多分」

 シャルロットさんの件で合ってるはずだよね。

「その一件があるため今回参加はしましたが他勢力の人とは極力会話をしないという
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