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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―修学旅行 後編―
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シュガイとドレッドガイで、二体の《銀の式神−左京》を攻撃!」

 D−HEROたちが《銀の式神−左京》を蹴散らすが、守備表示の式神に阻まれたせいで肝心の美寿知には届かない。

「更に破壊されたモンスターの数、《月輪鏡》にカウンターが四つ溜まる」

 今まではただ、式神の魂が鏡に吸い込まれていっただけだったが、今回の魂を吸い込んだ時に《月輪鏡》の反応が変わり、巨大な鏡が自ら発光し始める。


「ダッシュガイは守備表示になる……カードを二枚伏せ、ターンエンド」

「私のターン、ドロー……《強欲な壷》を発動し、二枚ドロー!」

 万能なドローソースとなるカードである強欲な壷が現れては破壊され、美寿知が二枚ドローする。
……あの美寿知は、最初に《苦渋の選択》を使用した方の美寿知であり、怪しい光を放ち続ける《月輪鏡》と、そのまだ見ぬ切り札らしきカードに自然と身構えてしまう。

「私は魔法カード《死者蘇生》を発動! 《銀の式神−左京》を特殊召喚する! そして、その効果によって《銀の式神−右京》を召喚!」

 再び現れる美寿知の主力モンスターであるが、何故かその数は二体で止まる……今ならば、四体まで式神を展開出来るはずなのに。

「更に、私は《銀の式神−右京》と《銀の式神−左京》をリリースすることで、《闇の神−ダーク・ゴッド》をアドバンス召喚するっ!」

闇の神−ダーク・ゴッド
ATK3000
DEF1000

 式神二体を喰らいながら現れたのは、今までの美寿知の『鏡』をイメージした【式神】とは全く違ったイメージの、黒い色をした一つ目の巨人だった。

「そして永続魔法《月輪鏡》の効果を発動! カウンターが十個以上乗ったこのカードを墓地に送ることにより、デッキからフィールド魔法《無限の降魔鏡》を発動する!」

 式神たちの魂を溜めきった月輪鏡がパリンと大きな音をたてながら割れ、代わりに新たに発動されたフィールド魔法《無限の降魔鏡》の効果が発動したのか、俺たちがいる周りになんだか形容しがたい雰囲気が漂い始めた。

「《無限の降魔鏡》の効果は、私のフィールドに《闇の神−ダーク・ゴッド》がいる時、空いているモンスターゾーン全てに同じステータス・効果を持った《ダーク・ゴッド・トークン》を可能な限り特殊召喚する!」

 式神の特殊召喚をしない理由に合点がいったのと同時に、今のこの状況について考え直す。
今、闇の神−ダーク・ゴッドと同じ姿形をした《ダーク・ゴッド・トークン》が四体特殊召喚され、それぞれの攻撃力は3000……攻撃力3000がフィールドに、五体……! しかも一体一体が《闇の神−ダーク・ゴッド》と同じ、何らかの効果を持ったことを、美寿知は示唆している。

「バトル! ダーク・ゴッド・トークンで、ダッシュ
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