コードギアスR1
0134話
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たが、ゲリラの方はどうなった?」
「少し待ってくれ……歩兵隊が鎮圧したそうだが……」
何かを言いよどむギルフォード。……何かあったのか?
「ギルフォード?」
「いや、詳しい事はG-1ベースの中で話そう。正直余り気持ちのいい話ではない」
「そうか……っ!?」
ギルフォードの言葉に頷き、G-1ベースへと戻ろうとしたその時。再び念動力により嫌な予感を感じ取る。危険……危険? 何が危険だ? 俺? いや、違う。となるとこの部隊? すなわち……コーネリア!
答えに辿り着いたその瞬間、こちらへと進んでくるG-1ベースのすぐ近くにある木々が不自然に揺れているのに気が付く。それが何であるのかを理解したその時、既に俺は口を開いていた。
「加速っ!」
精神コマンドの加速を使用し、超常の速度を得たランドリオンはそのままG-1ベースへと向かう。レールガン? 駄目だ。木の陰になっていて正確な狙いが付けられないし、既にG-1ベースは揺れている木のすぐ近くにまで迫っている。そうなると爆発の威力が強いホーミング・ミサイルも当然却下だろう。
そうなると、残るのは体当たりか何かで奴を吹き飛ばしてG-1ベースから離れた所で爆破させるくらいか。幸いランドリオンの大きさとこの速度なら十分質量兵器としても使う事が可能だ。
揺れている木が近づく、近づく、近づく……そして見えるのはやはりと言うべきか、ガン・ルゥ。近づかれるまでG-1ベースに見つからなかったのは、恐らくギリギリまで起動していなかった為だろう。G-1ベースが近くまで来たから起動し、そして自爆する。
「やらせるかっ!」
ガン・ルゥが木から出てきた丁度その時、ランドリオンもまたガン・ルゥの至近距離へと近づいていた。通信でギルフォードやコーネリア、ダールトンが何かを言っているが、ガン・ルゥに集中している今は雑音にしか聞こえない。
ガン・ルゥとの距離が近づく。ガン・ルゥから生えているキャノンとマシンガンがG-1ベースのブリッジへと狙いを付ける。弾が発射……
「うおおおおっっっっっっ!」
間に合った! ガン・ルゥへとランドリオンが突っ込んだまま正面からぶつかる。吹き飛ぶガン・ルゥ。ひしゃげるランドリオンの装甲。だが、それに構う事なくレールガンのトリガーを引く。
ドガアアアァアァァァァッッッッ
空中での大爆発。その衝撃を正面から、尚且つ至近距離から食らった俺はコックピットでシェイクされ、次の瞬間には意識を失った。
「ん?」
目が覚めた俺の視界に広がっていたのは真っ白い天井。そして感じる消毒の臭いがここが医務室である事を教えている。
「起きたか」
そう声を掛けてきたのはベッドの横にある椅子に座っていたコーネリアだっ
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