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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第四十五話    『シホの過去の話(後編)』
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さらに体の中に第四次聖杯戦争で砕けた聖杯のカケラが埋め込まれていて聖杯の機能をその身に宿していたの。
イリヤは小聖杯だったから既にやられたライダーとキャスターとバーサーカーの魂を取り込んでいたはずなのにそれが全て桜の聖杯の方に渡ってしまい、三体のサーヴァントは黒く染まりながら復活し理性も完全に奪われ襲い掛かってきた」
「そんな…せっかく倒したのにまた復活しちゃうなんて…」
「それでなんとか逃げる事に成功した私達は、逃げる直前に桜がいった言葉『柳洞寺の地下の大聖杯の場所で待っています、先輩』という言葉に従って前準備をすることになった。
一度、衛宮の家に戻って作戦会議を行った。
そして私の体の中にはセイバーの鞘が埋め込まれていると言う事にアーチャーが気づかせてくれて私はセイバーに聖剣の鞘を返した。
さらにリンにも切り札が必要というからイリヤの過去から受け継いできたアインツベルンの記憶と私の投影の二人の力を結集させて宝石剣を実現させようとした。
だけどそこでイレギュラーな事態が起きた」
「イレギュラーな事態って?」
「イリヤの歴代から引き継ぎられている記憶に残っている宝石剣を作り出そうと限界まで解析をかけて投影しようと試みたまではいいんだけど…。
それが切欠で私は根源に少しだけ手を伸ばしてしまって第二魔法を会得してしまい、完成した宝石剣もどうまかり違ったのか私にしか仕えない代物と化してしまっていたの」

それは凄いことだと思う。
偶然とはいえ魔法に手が届いてしまったんだから。

「それで当然リンは怒り狂って事態をどう収めようかと思った矢先に突如として空間が裂けてそこから大師父…キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが姿を現したの」
「何のために?」
「なんでも『第二魔法に至ったものが現れたか』なんて言っていたっけ…。それで上機嫌でリンに自身の宝石剣を貸し与えてしまうという大盤振る舞いをしたのよ」

さすがシホの師匠さん。
伊達に吸血鬼になって長くは生きていないと言う訳だね。

「そして最後に私は固有結界を展開するほどの魔力を集めるためにイリヤの魔術刻印の一部を私の体に移植してパスを繋げて準備はすべて済んだわけね。
そしてまず柳洞寺に向かっていって、リンはランサーとアーチャーと一緒に地下へと先に潜っていった。
だけどまだ生き残っていたのか門番に縛り付けられていたアサシンが最後の試合をしたいと言ってきてセイバーがそれに挑んでいった。
勝負は互角の戦いをしていって、だけど最後にセイバーの一閃でアサシンは笑みを浮かべながら消えていった。その魂はしっかりとイリヤが回収したと言う。
そして門を潜るとやっぱりというべきかギルガメッシュが柳洞寺の中心部で佇んでいた」

ついに始まるんだね。シホとギルガメッシュの最終決戦
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