GGO編ーファントム・バレット編ー
45.依頼
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」
「.......こだわり?」
キリトが腰を下ろす。
「イエス。ゲーム内で《死銃》が撃った二人、《ゼクシード》と《薄塩たらこ》はどちらも名の通ったトッププレイヤーだった。つまり、強くないと撃ってくれないんだよ、多分。僕じゃあ何年たってもそんなに強くなれないよ。でも、かの茅場氏が最強と認めた君たちなら......」
「俺でも無理だよ!GGOってのはそんな甘いゲームじゃないんだ」
キリトが少し声をあげ、またお隣のマダムに睨まれる。
「菊岡サン、俺たちは剣は使えても銃は専門外だ」
「確かにそうだが、キリトくんはわからないがシュウくんは以前、BFOというゲームをやっていたと聞いているが.......」
菊岡が少しにやけたような顔で俺を見る。
「確かにあのゲームは剣無しで戦ったけど、あの時は手刀があったからさ」
ハハハ、それじゃあしょうがないね、と菊岡は笑う。一瞬なんかムカついたので殴ってやろうと思ったが拳を抑える。
「まあ、真実を掴むには、ゲーム内で直接の接触を試みるのが一番いいと思うんだよ。もちろん万が一のことを考えて、最大限の安全措置は取る。キリトくんとシュウくんには、こちらが用意する部屋からダイブしてもらって、モニターしているアミュスフィアの出力に何らかの異常があった場合はすぐに切断する。銃撃されろとは言わない、君たちの眼から見た印象で判断してくれればそれでいい。ーー行ってくれるね?」
なんか嫌だとは言えないような空気になり、俺も真相を知りたいと思っている。
SAO同様にまたも仮想世界の死が現実となっているこの事件を俺は.........
「......解ったよ。行くだけ行ってやる」
俺より先にキリトが結論を出した。相棒が行くのに俺も行かないわけにはいかないだろ。
「俺も行くよ」
菊岡は、にっこり笑った。
「ありがとう、キリトくん、シュウくん」
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