第二十六話〜ロストカラーズ・プロローグ〜
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の求める世界は同じ平和な世界。しかしその過程や考えは同じにはならない。それは人としては当然のことであるが故にそれを見ていた六課メンバーはやるせない気持ちになる。
それと同時にわずか十七歳の少年がここまで世界のことについて広い視野や見識を持っていることに驚いていた。
ユーフェミアとスザク、ルルーシュとC.C.の話し合いから少し経ち、スザクはルルーシュの通うアッシュフォード学園に入学する。最初はやはり差別的な扱いを受けるスザクであったが、ルルーシュやナナリーとの再会や生徒会の偏見をあまり持っていない人々との関係を持ちそれもなくなっていく。
その光景を見ていた六課の内の何人かは特殊すぎるアッシュフォード学園の突発的なイベントのせいで学校生活を誤解していたがそれは余談である。
しかし、そんな平和は長く続かない。再び戦いが始まる。
ルルーシュは第二皇女コーネリアに牙をむくがその牙は届くどころか逆に喉元に牙を向けられた。
戦場に絶対がないことを知ったルルーシュは仲間を得始める。そしてとうとうルルーシュ、ゼロは世界に向けて宣言する。
ゼロ「人々よ!我らを恐れ求めるがいい!
我らの名は黒の騎士団!」
ゼロは反ブリタニア勢力である、日本解放戦線が起こしたテロを利用し黒の騎士団の産声を上げさせる。
ゼロ「私は戦いを否定しない。
しかし強いものが弱いものを一方的に殺すことは断じて許さない!
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!
我々は力ある者が力なき者を襲うとき再び現れるだろう。
たとえその敵がどれだけ大きな力を持っていたとしても。
力ある者よ、我を恐れよ。
力なき者よ、我を求めよ。
世界は我々黒の騎士団が裁く!」
この宣言を聞いた時にティアナはゼロのセリフ一部に関心を寄せた。
『撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ』
それはライが自分を気絶させた際に使った言葉。あの時自分は撃たれる覚悟を持たずにライに銃口を向けたのかティアナは自問した。
黒の騎士団の旗揚げから数日後、放課後のアッシュフォード学園で色を無くした少年の物語が始まる。
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