第二十六話〜ロストカラーズ・プロローグ〜
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の光景を見て六課一同は絶句する。
そこには救いなどない。あるのは血に濡れた大地と軽んじられる命だけであった。
ヴィータ「なんだよこれ……こんなの戦いですらねえ!」
本物の戦場を知っているヴォルケンリッターは一方的な虐殺に怒りを覚える。彼らが体験した戦場には少なくとも踏み越えてはならない一線は存在していたのだ。しかしそれがこの場には存在しない。あまつさえ、それを行うブリタニアの兵は自らを騎士と名乗るのだからヴォルケンリッターにとっては屈辱以外の何者でもなかった。
その戦場に巻き込まれるルルーシュ。そこで彼にも様々な出来事が起こる。
スザクとの再会、そして目の前で撃たれるスザク。
その場で出会ったどこか不思議な少女C.C.との出会い。
そして追い詰められ、死の淵でC.C.と契約し手に入れた力『ギアス』。
ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。貴様らは死ね。」
たった一言。その命令を口にした瞬間。今までルルーシュを殺そうとしていた。ブリタニアの幹部はそれが当然であるように自らに銃を押し付け、引き金を引いた。
ギアスを知っていたはやて、フェイト、シャマルの三人はその恐ろしさに身震いした。ライから聞いていて、頭では理解していても実際にそれを見ると自分の認識が甘かったことを思い知った。
場面は変わる。次はギアスの力で奪取したナイトメアと手に入れていた通信機を使い、ルルーシュはレジスタンスに指示を出し始める。
そこから戦場の攻勢が一気に変わる。的確な指示、効果的な作戦、そして絶対的な自信。それを兼ね備えたルルーシュが敵を侮っているブリタニアに負けることはなかった。
そのルルーシュを見ていたはやてとティアナは彼に尊敬を通り越し畏怖さえ覚えていた。他人に指示を出したことのある二人だからこそ理解できたのだ。ルルーシュの指揮官としての能力の高さに。そして二人は同時に思う。「今の自分では全く歯が立たない」と。
その頃、なんとか一命を取り留めたスザクは再び戦場に向かおうとしていた。新しい力と共に。
シグナム「あれは……」
フェイト「……ランスロット?」
スザクが乗り込んだのはホテル・アグスタで確認された新型機、ランスロットであった。
スザク「僕が出て、敵を全て倒せば戦闘は早く終わるんですね?」
セシル「えっ?ああ、さっきの話?確かにありえない話ではないけど可能性はゼロに近いの。」
スザク「でも、ゼロではないんですね。ならそれで十分です。」
セシル「無理はしないでね。」
それはある意味スザクの覚悟や誓いを意味した言葉であった。
スザク「ランスロット、MEブースト!」
そして白騎士は戦場を駆ける。それは今まで戦場で力を振るっていたナイトメアの全てを
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