コードギアスR1
0133話
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ばだが。それよりも補給と整備の方は任せて欲しいと言っていたが……」
「ええ。機体の調査をするのにも丁度良かったですから。このレールガン……と言うんでしたっけ? これの弾に関してもブリタニア軍で使用しているものを多少調整するだけで使用可能になりましたし」
さすがに特派だけあって優秀だな。レールガンの弾丸は空間倉庫にあるものを使うしかないかと覚悟していたんだが。
「ただ、あのミサイルに関してはこちらの規格と全く違うので用意は出来ませんでした。そちらでなんとかしてもらうしか……」
「ああ、了解した。それで搬出準備は?」
「アクセルさんからの許可を貰えればすぐにでも可能です」
てきぱきと話を進めるセシル。この点は技術者馬鹿とも言えるロイドと違って優秀だ。
「あれ? セシルさん?」
俺と話していたセシルに唐突に声をかけられる。声のした方にいたのは茶色の髪をした男だった。枢木スザク。ランスロットのパイロットでこの世界の人間としては超人的な運動神経を持っている男だ。だがその性格は……ウザクという蔑称がある事でも理解出来るだろう。正直、この世界で関わり合いたくない人物でもトップクラスに入る。
「あら、スザク君。あ、そう言えばスザク君は初めてだったわよね。こちら、アクセル・アルマーさん。コーネリア殿下直属の部隊に所属しているランドリオンのパイロットよ」
「ああ。あのランドリオンのパイロットの方ですか。初めまして、枢木スザク准尉です。現在は特派にてランスロットの専属パイロットをしています」
敬礼してきたスザクへと俺も敬礼を返す。いくら原作で嫌いなキャラだったからと言っても、ここでそれを態度に出す訳にもいかないだろう。
「アクセル・アルマーだ。特派では俺の機体の解析や研究もしているからこれからも顔を出す事があると思うが、よろしく頼む」
「はい。それにしてもあのランドリオンという機体は凄い大きさですね。あれでサザーランド以上の運動性能を持っているのは凄いです」
「でかい分、敵にも的にされやすいけどな。その分パワーはある」
もっとも、パワーはあっても近接用の武装が使用出来ないから体当たりくらいしか出来ないんだが。
スザクと会話をしているとセシルが巨大なトレーラーを運転してきた。コーネリアが用意したランドリオンを運ぶ為の特製トレーラーだ。
「悪いな。じゃあ早速だが俺は行くよ。政庁でコーネリアに合流しないといけないしな」
特派の面々に軽く手を振りトレーラーに乗り込む。
「絶対に今回の作戦が終わったら調査の続きをさせてもらうよ!」
ロイドが最後まで強い口調でそう叫んでいたのが印象的だった。
「エルアラメイン戦線ではEUが攻勢に出ている。我々としてはいつまでもこの
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