暁 〜小説投稿サイト〜
戦国異伝
第百十五話 大谷吉継その一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
った、そうしてから柴田に顔を戻して言った。
「関羽ではないか」
「はい、とても」
「しかし御主はまず忠義の塊じゃ」
 関羽はそうであったことで名高い。
「しかも義の者で学問もする」
「だから関羽でございますか」
「それに加えてその身体じゃ。髭は関羽の方が長いにしてもな」
「そう言って頂けますか」
「その通りだからじゃ。わしにとって御主は頼りになる家臣じゃ」
 そしてそれこそはだ。
「無論他の者もじゃがな」
「牛助や久助、五郎左達もですな」
「今世間では織田家には四宿老に武の二枚看板、そして四天王がおると言われておる」
 ここで二十四将や二十八将とならないのは織田家の能臣達が多いからだ。
「その中にじゃ」
「それがしもいますか」
「四宿老は爺に」
 まずは平手だった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ