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ヘタリア大帝国
TURN58 USJ決戦その八
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 小澤は大型空母から艦載機を次々に発艦させる。そのうえでこう言うのだった。
「編隊を組むのは移動中でいいです」
「そしてですか」
「移動しながらですか」
「そうです。艦隊の上で編隊を組むと時間のロスになります」
 だからだというのだ。既に艦載機にはミサイルや鉄鋼弾が装填されtえいる。
「ですからすぐに」
「出て、ですね」
「移動中に編成を組み」
「中隊単位でお願いします」
 小澤はその編成についても言った。
「それで一隻ずつ仕留めて下さい」
「はい、それでは」
「反撃に移りましょう」
 小澤艦隊の部下達も頷く。艦載機達は自分達の艦載機を一時収容し下がろうとするガメリカ軍に襲い掛かった。そして。
 空母の甲板、戦艦のビーム砲塔に攻撃が次々と当たる、忽ちのうちに炎の柱があがり艦が炎に包まれていく。
「セントロー被弾!」
「タイコンデロガ炎上です!」
「なっ、まさか!?」
 キャロルは損害の報告を聞いて驚きの声をあげる。
「太平洋軍はまさかこの時を狙って」
「後方から魚雷です!」
「急に来ました!」
 また報告があがる。そしてだった。
 その魚雷を受けガメリカ軍の艦艇は動きを止める。見れば大型空母ばかりだ。
 田中は潜水艦に酸素魚雷を次々に放たせながらこう言うのだった。
「よし、いいか野郎共!」
「はい!」
「焦らずですね!」
「そうだ、一隻ずつ動けないようにしろ!」
 田中自身潜望鏡から獲物を見つつその取っ手にある魚雷発射のボタンを押しながらだった。
「敵に俺達の場所はすぐにはわからねえ。だからな」
「敵の大型空母をですね」
「まさに一隻ずつ」
「そしてそれから戦艦だ」 
 戦艦も攻撃するというのだ。
「いいな、そうするぞ」
「そうですね。ここで敵の主力を一気に潰しましょう」
「ここで」
「まずは前から攻めてだ」 
 そしてだった。
「反転する時に後部の発射菅からも撃つからな」
「それで今度は戦艦ですね」
「連中を潰しますね」
「酸素魚雷なら戦艦でも一撃で動けなくできるんだ」
 それだけの威力はある、しかもだ。
「俺に任せろ。奴等のエンジンの場所はわかってるんだ」
「だからですね」
「そのエンジンに的確に」
「それに甲板もな」
 空母は甲板さえ無事なら艦載機を出し入れできる、つまり戦力を維持できるがその甲板の場所も把握しているんというのだ。
「そこを狙って潰していってやる」
「ではここはお任せします」
「司令に」
「狙いを外したことはねえ」
 田中は鋭い目で言う。
 彼は駆逐艦のそれこそ水雷長だった頃から魚雷を外したことはない、まさに百発百中の腕を持っているのだ。
 それ故に今もこう言うのだ。
「絶対に当ててやる」
「ですね。一隻ずついきましょう
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