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IS〈インフィニット・ストラトス〉駆け抜ける者
第7話
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してみると、俺の浮きっぷりが露になるな。

基本的に女性専用のISスーツはワンピース水着やレオタードに近い。動きやすさ重視の露出の多さは、シールドバリアーが解決するため問題がないそうだ。

一夏やゼロ、シャルルのスーツはウエットスーツの様な形状だ。 データ取得のためだとか。

対して俺のは服。誰がどこからどう見ようが服。 スーツと言って良いのかも疑問だ。

「トモのは特殊なスーツだね?見たこと無いよ」
「俺の事はトモハルさんと呼びなさい。まあ…、特注品だしな」

嘘は言っていない。ただ、金を出したわけではないだけである。

「え〜?もうトモで定着したし…、良いでしょ?」
「…仕方無いな」

ここで争っても意味はない。ならば折れた方が良い。何故なら、

「――安心しろ。馬鹿は私の目の前にも二人居る」

今オルコットと凰が餌食となった、我等が担任の出席簿攻撃から逃れるためだ。


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