5.Tempesta di silenzio 〜沈黙の嵐〜
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
5.Tempesta di silenzio 〜沈黙の嵐〜
「ああもぅ!! なんで当たらないんですの?! 」
そう言うのは金髪の縦ロールが目立つ少女ーーーセシリアは酷く焦っていたのだ。
さっきから彼は、私の攻撃に当たっていない。依然まだエネルギーは有り余っている筈だ。
それに比べ私のほうは、開始直後の先制攻撃を当てて油断したせいもあってか彼の特殊兵装の攻撃を2、3発いいのを貰ってしまった。全く我ながら情けないものですわ。
それにしても……………
セシリアは考えていた。さっきから攻撃が当たらなくなったのは単純にあの機体性能に操縦士ーーー詰まるところ垣根が慣れたせいもあるだろう。
だが先程からセシリアは、別の印象を受けていた。
( 先程から私の考えが読まれている?! )
先程なんてブルーティアーズの12連撃をなんなく、それも最小限の紙一重の所で躱されたのだ。
彼はISが使えるとわかったのは確か今年に入ってから。その経歴だけ見たなら普通彼がどう考えても勝てる訳がない、そう普通ならば。
だが彼はどうみても普通のーーーー詰まるところ素人の動きのそれではない。
実際、教室に入ってきたときからあの動きは目を見張るものがあった。自分があの同じ立場にたったとして果たして同じ事が出来るだろうか?
いや、予め分かっていたのならともかくとして、不意打ちではとてもじゃないが出来ない。
ここでわかってると思うが軽く説明しよう。皆さん光の速さはご存知だろうか? 1秒で地球を7周半すると言うのは有名な話だ。
さてここでなんでこの話をしたかもうわかると思うが、今垣根が避けているのはEN弾ーー簡単に言ったらレーザーである。
実際問題、今垣根はレーザーーーつまり光を避けているのだ。それも故意的に紙一重にだ。これがどの位凄いことかわかるだろう。
この素人どころか上級者でも出来ないかどうかわからない最早神業的な事を連続してやっている
垣根がこんな行動をが出来ているのは、機体が機動力に優れているのもあるがある事が行われてるからだ。
垣根は一度死を経験した事があってかは分からないが、脳が人より特殊である。
主な例で言えば、脳のリミッターを自分でon/offとスイッチのように弄れて人より反射的行動が早く行える。まぁ後者のほうは、垣根が前生きてきた世界の事もあってか経験と勘もあって更に強化されている。この前の教室の時なんかがいい例だ。
普通だったら脳のリミッターなぞ外した暁には、体がついていかず内側から壊れることになる事になってしまうがこの男には未元物質があっ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ