4.宣戦布告
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けるような視線を向けてきた。
「………日本の男性と言う物は皆これなんですの? 全く……品格を疑いますわ」
「……………あー、はいはい。もしかして君……喧嘩売りに来たの? だったら待ってて、ちょこのプリン食べ終わったら相手してあげるから」
そう棒読みで喋り、プリンの皿を取ろうとする。ああ、この至福の一時を邪魔されてたまるものか?! そんな面倒くさいことよりこっちはプリン食いてぇんだよ!! ………………ったく
バァンッ!!
…………………ったく、いちいち机叩くなようっとおしい。これがマジ女の子じゃなかったら殺してるレベルだそ? 割とマジで。
そんな事を思いながらも、いざプリンを食べようと机の上を見ると………
「ベチャッ」
………………………………………………………………………ハ?
え? 今何が起こったの? え、え、え?
そう言ってもう一回床を見る。そこには…………
「俺のプリンがぁぁぁぁぁ?! 」
俺のプリンが無惨な形で床に落ちていた。まだこの小娘はなんだかギャーギャー言ってるが、そんなの関係ねぇ。
「お、おい帝督……「…………ハハッ」?! 」 ゾクッ
一夏は一瞬驚いたような顔をしたが今の俺にはそんなの関係ない、関係ねぇぇんだよぉぉぉぉ!!
「ハハハハハハハハハ!! ………いいぜ、お前が今、そんなに俺と戦いたいって言うならば……」
「人の話聞いてますの? アナタ? 」
なんだかあっちが怒ってるようだがそんなのはどうでもいい。
むしろ俺からしたら意味分からん言いがかりで至福の一時を邪魔された疫病神としか認識していないがな、お前なんざ。
そんなに死にたいのならお望み通り殺してやるよ。ただし楽には死なさないがな。
そして俺はあいつに向かって宣戦布告する。
「やろうぜ、殺し合いってやつをなぁ?!」
なんだか少年マンガ的で熱い(?)展開になってきたが、理由が理由なだけにいまいち締まらない帝督ンなのでした(笑)
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