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ISーとあるifの物語ー
3.「主役は遅れて登zy「なんかあるのか? 垣根? 」…………サーセン」
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そういって織斑センセーの指示に従います席に座ると、早速前の席の男子が話しかけてきた。


「さっきの遅刻の時はひやひやしたけどジョーク面白かったぜ!俺の名前は織斑一夏、一夏って呼んでくれ!」


「だってお前一番ツボ入ってたもんな。俺はさっきも挨拶したが垣根帝督、垣根でも帝督でも好きな方で呼んでくれ」


「だってあんだけ溜めてしかもなんかシリアスな空気から一変「向かい風だったので遅刻しました!(キリッ」だぜ?マジで笑いすぎて死ぬかと思ったわ」


中々人当たりが良さそうな奴だな、………まぁ辛気臭いやつよりは百倍マシだがな。
そう思い、俺も当たり障りない会話を交わす。


「さっきのやつはいざ遅刻したって時に使え。ほとんどの確率で有耶無耶になって怒られずに席につけるぜ」



「マジで?! でもあの千冬姉が結局許したってことは本当に効き目があるのかも…………今度やってみるわ! 」



「でもお前……流石に同じ事を二回言ってもダメかもしれないからなんかアレンジ加えろよ? 」




「ハッ…?!そうか…危うく地雷踏むとこだったぜ。ちゃんとアレンジしないとな! ありがとう
帝督! 」




( もうとっくに踏み抜いてるけどなお前 )




「いいってことよ、俺とお前の仲じゃねぇか……気をつけろよ? 」




「おう。……っし!! これで遅刻したときでも……」 ブツブツ




( なにこいつチョロい。……っていうか馬鹿? )


垣根がさっき助かったのは、その前の垣根の身体能力の高さを千冬が垣間見て長引きそうだと判断したからであって、決してさっきのふざけたジョークのおかげなどではない。

( まぁ入学(はいって)早々こんな面白いやつに会うってことはラッキーだけどな。勘だがこいといたら退屈しなさそうだ )


……っと。そんなことを考えていると時刻はもう12時。チャイムらしきものもちょうど鳴り、出席番号の一番若い人の号令で席を立ち礼を済ます。


「はぁ……これぞ青春ってやつだな」

思わずそんか言葉が自然と口から零れる。
暗部組織時代には望んでも手には入らなかった時間(モノ)が今、あの時頼んだからかそうじゃないのかはわからないがこうして手には入っている。



『友達と馬鹿やって、好きなやつとの甘酸っぱい恋を体験する』


恥ずかしいから誰にも言えなかった、暗部組織時代からの夢が今こうして叶っているのだ。
幸いにもここは俺とこの一夏(バカ)以外は全員女子……となると、俺でも必ずチャンスの一回や二回は有るはずだ。


「…………やってやるぜ」


せっかく掴みかけた幸せだ。このま
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