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ISーとあるifの物語ー
2.目覚め
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技術でもあるこの科学力。学園都市の外と中とでは20年もの差がでるとまでよばれた技術。
俺は幸か不幸な事に暗部組織、それもリーダーをしていたせいもあってか、あらかたの技術を見てきた。
そして何も学園都市第2位というのは、決して能力だけの結果等ではない。
オンリーワンの能力なだけあり、他の能力者とは常軌を逸するような高難易度な演算能力や、その場その場に合わせる適応力等が求められるのだ。
原作では何かと簡単に能力を多様しているイメージがどうやら周り(どくしゃ)に根付いていたようだが、あの一瞬の間に常人では考えられないほどの演算が行われているという訳だ。

まぁなんだかんだ言っても、学園都市230万人の中の2位は伊達ではないという事だ。
そんなわけでぶっちゃけた話、垣根が本気を出せば今の技術が大きく進歩するのは確実なのだが、如何せんどうやら本人にはそんな事は殆どどうでもいいらしい。
あくまで『お金を稼ぐビジネスの一つ』としか考えてないようだ。


そんな事よりも、垣根はこの世界に来て興味を持ったモノ(・・)があった。
それは………。


「ISねぇ…………」


垣根は偶々付けたTVには、『ISの実用性とそれに伴われる各国の経済状況』と、暗部組織出身の垣根からしたら、「こんなん放送していいのか? 」と思うような内容がニュースで流れていた。

どこかのアナウンサー達とゲストできたこれまた知らないお偉いさん達が、なにやら討論を始めていたが、垣根にはそんなの蚊帳の外だった。






『IS』
正式名称は『インフィニット・ストラトス』


1人の天才が作り出したマルチフォームスーツであり、宇宙開発を目的に作られたそれは、現行していたあらゆる兵器を上回る性能を秘めていた。
インフィニット・ストラトスーーー通称ISの誕生によって、宇宙開発は大きく進むと思われた。


だが、結果としてはそうはならず、ISはその姿を徐々に変えてゆく。

兵器として、ーーー武力としてのIS。それを恐れた国々はISに関する一つの条約を纏めた。

それが『アラスカ条約』である。
これにより、IS発明国であった日本はその技術を独占出来なくなり、更にIS操縦者育成機関設立などの条項にサインする事となる。
その結果、ISはスポーツの一分野として定着する事となる。

だが、ISのコアは限られていた。

世界で唯一、コアを作ることの出来る科学者、『篠ノ(しののの)(たばね)』はコアの量産を是としなかった。

ISはコアなくしては成立せず、そしてコアは数が限られている。

故に、世界にISは限られた数しか存在せず、各国は如何に優秀な機体を作れるかに執着する。
強力なISと多くのIS、それは国家戦力の比とし
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