コードギアスR1
0132話
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にいた2人だけのようで、周囲に人の気配はない。
ユーフェミアに見えないように空間倉庫を展開。レモン特製のバイザーを取り出す。他から見れば俺がスーツの内側からバイザーを取り出したようにしか見えないだろう。
「アクセルさん、それは?」
「多機能型バイザー……まぁ、簡単に言うと暗視装置や望遠機能その他諸々こういう時に必要な機能が揃っている訳だ」
最大の目的はギアス対策なのは言うまでもない。
「それよりも音を出さないようにして上に向かうぞ」
倉庫にいた兵士が持っていた銃をいつでも撃てるようにしながら、ユーフェミアを先導するように階段を上っていく。そうして進む事10分程。
「……ここだな」
人の気配を感じてその階の様子を探る。本来ならスライムを使って索敵したい所だが、ユーフェミアの目がある以上それは出来ない。
「2人……だな」
扉の前に2人。そして部屋の中には複数の人の気配がする。恐らくあそこに草壁中佐がいるのだろう。
さて、どうするべきか。殺してしまうのが一番早いのだが、ユーフェミアの目の前で人を殺したとコーネリアに知られたら、それこそ俺が殺されかねない。
だが考えるまでもなく事態は動いていた。部屋の中から銃声が聞こえてきたのだ。そしてそれを聞いた護衛は動揺してしきりに部屋の中を気にしている。少なくても俺達のいる方に関しては完全にノーマークだ。
「ここで大人しくしていろ」
ユーフェミアにそれだけ言うと、そのまま護衛へと近づき倉庫の時と同じように手刀で首を打って気絶させる。
「今の銃声、何でしょう? お姉様でしょうか?」
「さてな、部屋の中に入ってみれば分かる。……準備はいいな?」
気絶した兵士達から銃を取り上げる。中にいるのはゼロで間違いないだろうが、すぐに黒の騎士団が到着する筈。
「集中」
精神コマンドの集中を使用し、ユーフェミアの方を一度見てからドアを開ける。同時に聞こえる銃声!
「っ!?」
精神コマンドの集中の効果もあり、咄嗟に身体をずらしてゼロから放たれた銃弾を回避する事に成功する。
「何っ!?」
くぐもった声がゼロのマスクから聞こえる。まさか奇襲ともいえる自分の銃撃が回避されるとは思いもしなかったのだろう。
「ふっ!」
驚いているゼロに構わず、そのままゼロへと向かい突っ込む。そしてゼロが反応した時には既にその仮面に俺の持っている銃が突きつけられていた。
「残念だったなゼロ」
「くっ」
「アクセルさんっ!」
だが俺がゼロへと銃を突きつけるのと殆ど同時にユーフェミアがいる廊下に黒の騎士団が到着。銃口をユーフェミアへと向ける。
「残念だったなユーフェミア。民衆の為に人質解放の交渉にで
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