クラス対抗戦
第6話 やってきたのは・・・・
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ってくるし・・・・
「説明してもいいんだけど、今の時間では足りないからまた今度ね」
僕はそう言って遠回りに言わない宣言をした。
「じゃあ、昼飯んときに説明してもらうからな!」
Oh!そうきたか・・・
「わかったよ・・・・」
僕は渋々折れた。
だけど、昼休みは昼休みでまた色々起きることを僕たちは知る由もなかった。
「アスノさんにはクラス対抗戦頑張ってもらわないとね」
すると、クラス対抗戦という先の言葉に反応した女子の一人がそういってきた。
「フリーパスの為にもね」
「今のところ、専用機を持っているクラスは1組と4組だけだからね」
なんともまぁ、現金な・・・・
すると・・・
「――――その情報古いよ」
髪をツインテールに纏めた少し背の小さい女の子が片膝を立ててドアにもたれていた。
「2組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから」
なんだろう、あの宣戦布告の仕方は・・・・
「鈴・・・・?お前、鈴か?」
「そうよ。中国代表候補生、凰・鈴音。今日は宣戦布告に来たってわけ」
あぁ、思い出した・・・・
確かそんな名前だった。
「何恰好付けてるんだ?すげぇ似合わないぞ」
一夏はこの子にまで爆弾を落とすんだ・・・
「んなっ・・・・!?なんてこと言うのよ、アンタは!」
これがこの子の素なんだろうな・・・・うん。
「おい」
「なによ!?」
バシンッ!
あ・・・織斑先生だ。
「もうSHRの時間だ。教室に戻れ」
「ち、千冬さん・・・・」
「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、そして入り口を塞ぐな。邪魔だ」
「す、すみません・・・・」
あの子も織斑先生には頭が上がらないんだ・・・
やっぱり凄い人なんだな、色んな意味で。
「また、あとで来るからね!逃げないでよ、一夏!」
やっぱり一夏はモテるんだね。
「さっさと戻れ」
「は、はいっ!」
織斑先生の鶴の一声で飛ぶように戻っていったよ。
なんか不思議な子だな。
そのあと、織斑先生が来ているのにも関わらず一夏に詰め寄った女子たちはみな出席簿の餌食になったのは言うまでもないということを言っておこう。
僕は、まったく被害を受けることはなかったけどね。
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