暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜人形使いの集い〜 フェアリーダンス
会社つくるぞ〜
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1Mユルド=520円で仕入れたユルドを日本の業者に1Mユルド=5200円で売却し
差額の4680円を儲けているといった感じらしい
一応、4Fバイトリーダーがスーパーマに1Mユルド=5200円での売却で良いかを確認すると、それでかまわないらしい
さて、業者とのユルド受け渡しだ、メールに書いてある取引手順の指示にしたがって央都アルンの西口広場へ移動
そこに行くとで「ラブミートスティック」なるキャラクターが雑貨屋を開いているので
毛糸玉を単価9900ユルドで101個、動物の皮を100ユルドで1枚買い取ってくれとの事
随分と変なやりかただなと思ったが、なんでも単品単価が1万ユルド以上の取引はログが調査されてしまうのだそうな
ユルドの引渡しが終わったのでログアウト
パソコンのメールを開くとユルドの受領確認、及び指定銀行口座への振込みを行った旨の通知がきた
ネットバンクにログインすると約束通り52万円が振り込まれているようだ
謝礼に1割もらえる事になっているので差し引き46.8万円分のWebマネーを購入
スーパーマにはメールでWebマネーナンバーを通知
スーパーマはWEBマネーから「銀聯カード」(???/銀聯?)にチャージする仕組みだ
「これ一般ユーザーへの小売も俺達でやったら、さらに儲かるんじゃない?」
「そこまで本格的にやると商売になっちゃうから色々と面倒臭くならんか?」
「最近は競馬予想やセドリ転売で細々と稼いでいた連中が所得税法違反やら脱税容疑だので
ビシバシとタイーホされているし少し危険じゃないかね」
「モグリじゃなく、きちんと法人にして経理をしっかりして運営すれば問題無いよ」
「あ……まさか……まさかそれは……」
そこまで考えて、ようやく俺の脳裏に電撃的な啓示が閃いた。
「それは……!」
振り向き、4Fバイトリーダーの顔を見る。
4Fバイトリーダーは、大きく一回頷くと、興奮を隠せない声で言った。
「そうさ。俺達で――RMT会社を作るんだよ」
ぬぉ、まさか、そんな、でも、だが、しかし、俺達に出来るのか?
こんな中途半端に毎日ダラダラ生きているだけの俺達にそんな事が
でも、これはチャンスじゃないのか、このままフリーターの日々を続けたって何があるわけでもない
今はまだ若いし体力もあるのでなんとか暮らしているが先の保障は何も無い
だったら一発・・・
もしかして、やっちゃうのか?
でも、だが、しかし、今のままでもジリ貧だし・・・
「それ、本気なのか?」
「うん」
「こんなニート無職フリーターみたいな生活をいつまでも続けられるわけないよね」
「やるか!」
「やろう!」
「本当にやるんだね」
「俺どこまでもついていくよ」
「みんな、ありがとう」
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