辿り着くための選択
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「頼んだぞ、諸君。」
沖田提督が言うと全員が綺麗に敬礼した。
2199年5月17日 土星圏 国連宇宙軍突撃艦『くろしお』 艦橋
木星圏の哨戒艦を血祭りに上げた囮部隊は土星圏に展開していた。
「『あかし』より連絡『これより警戒衛星を作動される』です。」
通信士が報告する
「ここからなら天王星もレーダに映りますね。」
副官が言う。
「ああ、敵は絶対につぶしに来るぞ、絶対に。」
「敵哨戒艦部隊がこちらに近づいて来る!」
レーダー員が報告する。
「よし、そいつらを血祭りに上げるぞ!」
「おおー!」
士気は最高まで高まっていた。
木星圏 国連宇宙軍旗艦・戦艦『えいゆう』 艦橋
「データ来ました!」
こちらでも通信士が報告していた。
「予想以上の働きですね。」
近藤大佐が驚く。
「うむ、敵の哨戒艦は各個撃破されぬように数隻で固まって行動しているようだな。」
沖田提督がレーダー情報を見ながら言う。
「これなら行けますね。」
近藤大佐も見ながら言う。
「全艦、冥王星に向け発進!」
地球最後の艦隊は敵に見つからずに冥王星まで駆け抜けようとしていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ