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好き勝手に生きる!
第十六話「ねえ、知ってたイッセー。お胸ってプルプルするんだね……」
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や炎を魔力で動かした方がコツが掴みやすいでしょう。アーシアちゃんは次にこれを練習してくださいね。イッセーくんはまず魔力を集めることをマスターしましょうか」


 だね。それが出来ないと始まらないし。


「レイくんはできますか?」


「んー? できるよー。えいっ」


 掌に小さな炎を浮かべる。さらに、


「えいっ、えいっ、えいっ」


 炎の色を赤、青、白、黒と変えてみましたー。


「すげえな」


「綺麗ですねー」


「さすがレイくんですね」


 お姉ちゃんが優しく頭を撫でる。にふー、気持ちいいでふ〜。


「あっ、そうだ! 朱乃さん、ちょっといいですか?」


 何やら思いついた様子のイッセーはお姉ちゃんにある提案をしてみた。それを聞いたお姉ちゃんは一瞬ポカンと呆けると「イッセーくんらしいですわね」と面白そうにクスクス笑い出した。うん、確かにイッセーならではの発想だね。


 さらに気合いを入れたイッセーの前に、お姉ちゃんが調理場から大量の玉ねぎやニンジン、ジャガイモを持ってきた。


「では、イッセーくん。合宿中はこれをすべて魔力でお願いしますね」


 ……ガンバ、イッセー!





   †                    †                    †





【リアスちゃんとの修行】



「ほら、気張るのよ! イッセー、レイ! あと三百回!」


「オオーッス!」


「うみゅっ!」


 リアスちゃんの声に威勢よく返事を返すイッセーは腕立て伏せをしている。その背中に大きな岩を三つ乗せて、さらにその上にリアスちゃんが乗っかった構図だ。


 僕はその隣で仰向けに寝て腹筋を鍛えている。お腹の上に大きな岩を一つ乗せ、その上になぜか小猫ちゃんが乗っかっているんだ。それだけならいいんだけど――。


「うみゅっ、うみゅっ、うみゅっ、うみゅっ」


「……面白い」


 小猫ちゃんが岩の上でポンポン跳ね、振動が伝わる度に何故か変な声が漏れる。でもこれ、僕の意思とは無関係だから、どうしようもないんだ。というか、遊んでるよね小猫ちゃん。


「ああ……可愛いですわレイくん」


 そして、お姉ちゃん。なんでうっとりとした顔で僕の頭を撫でるの? いや、気持ちいいけれど。


「うみゅっ、うみゅっ、うみゅっ」


 ――早く終わることだけを願った。





   †                    †                    †





「美味ぇぇぇ! 超美味いッスよこれ!」


「うま
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